「憧れの会社」のインターン生の軌跡
初めまして!
アカツキのCultureチームのインターン生 大野夢月です!(通称 キティ)
アカツキの社内向けアプリ「アカモバ」のメイン担当をしております!
去年までは「憧れの会社」として見る側だった私が、執筆側に回れたことをとても嬉しく思います。
今回はアカツキのインターン生として入社してからの約1年間を振り返っていきます!
実は私、最終面接で……
2021年12月9日。今でもあの時の悔しさや悲しさは忘れません。
アカツキ23新卒総合職の最終面接の不採用通知が届きました。
(突然の告白をすみません)
サマーインターンでは無事優勝することができ、夏からアカツキ1本で就活を進めてきた私にとって、悔しくて悲しくて虚しくて、これまでの自分を否定されたようなそんな気分になったことを鮮明に覚えてます。
大学1年生の頃に所属していた学生団体でアカツキのことを知り、大学3年生の春に説明会に参加して、事業だけでなく人や組織を大切にしているアカツキに一目惚れしてしまいました。就活軸をエンタメ業界に絞ってからは、「アカツキで働くためにはどうしたら良いだろう」それだけを考えて就活をしていました。
それくらい「憧れの会社」であったアカツキで、今はインターン生として働いています。なぜインターンを始めたのか?そして、この1年の私なりの成長を記録に残せたらと思います。
きっかけは母の一言
アカツキからお祈り連絡をいただき、心の中で整理がつかないまま就活サイトを眺めていると、アカツキのインターン生募集の求人を発見しました。
(当時は「あ」と打てば予測変換で「アカツキ」と出てくるほどアカツキに執着していたので、色んな広告や求人でアカツキが上位に表示されていました)
正直、新卒採用で落ちたし、早く切り替えなきゃいけない、インターンは気になるけど受けるのはやめよう、そう思っていました。
そのことを母に相談した時、母らしい言葉を貰いました。
「インターンも落ちるって誰が決めたん?出すのはタダなんやからとりあえず出せばいいやん。決めるのは人事の人でしょ」
確かにその通りなのですが、「憧れの会社」から2回も不採用をいただくなんて、傷口に塩を塗るようなものです。しかし、私の人生を振り返ってみると「やらない後悔より、やる後悔」を選択してきたことを思い出しました。
もう、どうにでもなれ!!
そんな気持ちで応募したことを覚えています。
すると、あれよあれよという内に話は進んでいき、
2022年2月にインターン生として入社することができました!
雇用形態は違えど「憧れの会社」で働くことができる!
諦めなくてよかった、と心の底から思いました。
掛け持ちでキャパオーバー。
アカツキのインターンが決まる前から、今年で約2年ほど働いている別のインターン先があります。そこでは採用コンサルのアシスタントとしてクライアントワークを行っていました。
入社当時は、担当のクライアントの満期を迎えておらず、週4アカツキ、週1コンサルという状態でスタートしました。また入社時期が2月ということで、大学のテストも重なり、テスト、インターン、アカツキと初っ端から完全にキャパオーバーでした。
それに加えて、毎週のように届く「お祈りメール」とプライベートで悲しい出来事が重なったりもしました。その結果、入社して1週間で体調を崩し、3週間目には救急車で運ばれ、5週目にまた体調を崩したり、朝から起きられなかったり、心身ともにボロボロだったなと思います。
拭いきれない劣等感
最悪のスタートダッシュをした私ですが、更なる試練がありました。
それは「この会社で私は働いていて良いのか?」という劣等感です。
Cultureチームの業務は多くのメンバーを巻き込んで進めるものが多く、そのメンバーの中にはメンターをしてくれた人や面接官だった人など、就活の過程で関わらせていただいた方と一緒に業務を進めることもありました。
その人たちに会う度に、
「落ちた私がこの人たちと一緒に仕事をしてて良いのだろうか」
「なぜ落ちた人が働いてるんだ、なんて思われているのではないだろうか」
「ずっと不調だし、やっぱり私はアカツキで働く資格なんてなかったんだ」
そんな恐怖と劣等感、ネガティブな感情ばかりがフツフツと募っていきました。
こればかりは自分で解消するしかないのですが、ある出来事が訪れるまではずっと引きずっていたなと思います。
不安なままアカモバの「主担当」に
※アカモバとは
正社員と契約社員(+上長の承認を得た方)に限定して配信される、社内コミュニケーションアプリです。詳しくはこちらのnoteをご覧ください
2022年4月。
不調も少しずつ落ち着き始めた頃、主担当としてアカモバを推進していくことが決まりました。私にとっては嬉しい出来事でありながら、不安の方が大きかったです。
主担当とはいえ、いきなり新しい企画を始めるのではなく、まずは安定運用の体制を整えることを目指しました。
これまでの私はルーティンと言われるものがとにかく苦手で、「毎日投稿しなければいけない」というプレッシャーで体調を崩すほど、規則性の低い人間でした。しかし、主担当になったからにはそんな風に甘えていられません。
とにかく投稿だけは忘れないようにしようと苦手なルーティンワークを鍛えていきました。
劣等感を払拭する転機とは
しかし、安定運用ばかりではコンテンツを見てくれているメンバーも飽きてきます。
何か新しい一手を進めようということで始めたのがショートムービーでした。ショートムービーコンテンツはまるでTikTokのようなもので、踊りながら各PJTの紹介を進めていくという内容にしました。
ショートムービー企画により、メンバーの反応がよくなったことと、自身の個性を活かせたことが私の劣等感の払拭に繋がりました。
私は中2でアイドルを経験し、大学在学中にミスコンに出場するなどとにかく表舞台に立つのが大好きな人間でした。そのため、自分を撮影して投稿するということに対して、恥ずかしさや抵抗があまりありません。そして、実際に投稿を続けてみると、数値が通常よりは高い基準で安定するようになりました。
この目立ちたがり屋の性格は、表現者として活動しない限り活かすことはできないと思っていました。しかし、アカモバのような社内コミュニケーションなど「人の関心をあつめる、心動く表現」が重要になってくる領域の仕事では、このような個性が「スキル」として活かせることを知りました。
回り回って社長に「この子、すごいね」なんて言葉もいただきました!
「憧れの会社」の中にも私にしかできないことってあるかもしれない、
そう実感することができました。
アカモバで「攻め」ていく
ショートムービーコンテンツを始めてから徐々に私のアカツキ生活は軌道に乗り始めます。
毎年7月に全社をあげて開催する周年祭があります。
それに向けて私以外のCultureメンバーは準備を進めていく中、私はアカモバ主担当として新しいことを提案したり、コンテンツの投稿も継続していきました。
これまではCultureメンバーと共に一緒に攻め方を考えていたのですが、正直他のメンバーにそのような余裕はありません。安定運用しかできなかった私が、攻めの姿勢を意識し始めました。
そんな時、周年祭とアカモバで何かコラボはできないかと思い、
メンバーへの突撃インタビューを実施しようと考えました。
これまでアカモバでは、新メンバー紹介は行ってきましたが、既存のメンバーを紹介する機会はありませんでした。
過去に既存メンバーの紹介をしてほしいというリクエストもいただいていたので、この機会にやってやろう!と思い実施しました。
「アカモバのメイン担当をしている者なのですが、今メンバーインタビューを行っていまして少しお時間いただけたりしないですか??」
名前も所属もわからないけどとにかく体当たりで聞き回りました。
結果、20名以上の方にご協力をいただきました!
(ご協力、本当にありがとうございます)
インタビューをしてわかったことは、
「意外とアカモバって多くの人に認知されているんだ」
「アカモバに期待してくれている人がこんなにいるんだ」
ということでした。
アカモバはメンバーからの発信もあるのですが、当時は運営発信のもの方が多く、アクティブユーザー数もごく僅かだったため、知らない人がほとんどだろうなと思いながらインタビューをスタートしました。
しかし、普段はアカモバについて考える余裕がないだけで、みんなアカモバに対して色んな考えを持ってくれていることを知りました。
主担当としては、涙が出るくらい嬉しかったです。
「私のやってきたことがちゃんと届いているんだ」
「もっとメンバー目線に立って、メンバーの声を聞いて、メンバーが求めているアプリを作りたい」
そのような感情が芽生えました。
そして、たくさんのメンバーに体当たりしながら声をかけた結果、劣等感なんてものはどこかにいっていました。
「攻め」の先の「慣れ」
周年祭でインタビューした動画もある程度投稿し終え、アカモバは社内リリースして半年を迎えました。半年記念をお祝いするためハーフアニバーサリーを企画しました。
リリース記念キャンペーンの時は何もできなかった自分が、ハーフアニバーサリーの時にはしたいことがたくさん浮かび、定例のMTGで何度も企画を話し合いました。結果として、ハーフアニバーサリーを機に「朝の3分間読書」の企画がスタートしました。
「朝の3分間読書」とは、社内で推奨されている本や役員層の方々がおすすめしている本を、メンバーにわかりやすく伝えるために3分程度の動画で本の要約をするというものです。
元々趣味程度であった動画編集が仕事になりました。興味があったけど手が出せていない領域に片足を突っ込んだような感覚でした。
そんなある日、ふと思いました。
あれ?私、なんのために毎日動画編集しているんだっけ?
誰にどんなことを届けたいんだっけ?
これまで、メンバーの求めているものはこんなことかな?などと思いながら投稿していたはずなのに、動画編集という楽しくもあり、ヘビーな業務の影響で日々タスクをこなすことが目的になってしまっていました。
安定的にコンテンツの投稿が継続され、キャンペーンの企画もなんとか回り始め、自分の中で「慣れ」の時期に突入していたのだと思います。
アカモバの本質的価値
そんな時に、Cultureチームとして各施策の「本質的価値」を振り返る機会がありました。
アカモバの主担当に任命してもらった初めの頃は、自分の見ている目線は定まっていなかったけど、一体自分は「アカモバ」をどうしていきたいのだろう?アカモバが社内で「当たり前」になった世界はどんなものなのだろう?と自分がアカモバに対してどのように向き合いたいか考えることにしました。
入社当初は、「社外展開できるくらい社内のエンゲージメントを向上させることができるアプリにする」と思いながら運用していました。しかし、思ったよりもメンバーが会社に求めているものは様々なことに気づき始めました。
「プライベートでも遊びに行くくらい気の許せる仕事仲間がほしい」
「関わるのは自分の所属しているPJT内だけ良いかな」
「もっと他の部署の人たちと繋がりたいな」
会社とメンバーの関わり方に正解はないです。
その中で会社として大事にしておきたい「基盤」を伝え、守り、育むことがCultureチームのミッションだと思っています。会社に対して求めるものが違うのですから、アカモバに対しても様々な意見があります。
「もっと業務と連携したアプリにしてほしい」
「業務に関わりの薄いものはキャッチアップしている余裕がない」
「メンバーに話しかけるときに活用している」 などなど
そんな中で、私が主担当としてアカモバで大切にしたいことはなんだろうか。
エンゲージメントを向上させる、なんてかっこいい言葉ではなくて、私が心を燃やせるようなワードはないか?模索しました。
すると、一つの言葉が浮かび上がりました。
「孤独・孤立を無くしたい」
私は良くも悪くも人の感情を過剰に汲み取りやすく、一人でも悲しそうな人や楽しむことができていない人がいると、自分が楽しくても楽しめなくなる性格をしています。
みんなの「楽しい」が自分の「楽しい」みたいなタイプです。
だからこそ、会社で誰か一人でも孤独を感じていたら少しでもそれを解消したいと思いました。
決して、家族や仲間のように強制的に会社へと巻き込むのではなく、
「相談相手がいなくて困っている」
「気軽に雑談できる相手がほしいなぁ」
そんな感情を少しでも薄くさせることができたらと思っています。
そしてメンバー同士の「つながり」が強化された先に、
小さなコミュニティがたくさんできて、
会社として組織として強くしていきたいと考えました。
これからの私の挑戦
アカモバの本質的価値も定まり、
まずは小さなコミュニティ作りに着手していきたいのですが……
インターンの期間は2023年3月までです。
つまり、私がアカモバ内で挑戦できるのは実質3ヶ月程度。
まずは、一人でも多くのメンバーの声を聞くこと。
そしてそれをコンテンツに繋げること。
アカツキの中で一人でも「寂しい」という感情を抱く人を減らせることを目標に残りの期間をやり切りたいと思います!
エピローグ
Cultureメンバーをはじめ、このnoteを読んでくれたアカツキのメンバーのみなさん
アカツキに落ちた私がいつの間にか「アカモバの顔」と呼んでもらえるほどまでになれたのは、どんな私も受け入れてくれたCultureメンバーのみなさんと、アカモバを支えてくれている全アカツキグループのメンバーのみなさんのおかげです。
攻めるだけでなく守りながら攻めること、全体のバランスを考えながら推進すること、周りに協力してもらえるように巻き込んでいくこと、小さな成功体験をたくさん積むことができています。
本当にいつもありがとうございます!
そして、最後の最後までどうぞよろしくお願いいたします!!