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【半生を振り返る】なぜこうなってしまったのか?【愛犬との出会い編】

人生の大半をギャンブルとともに浪費してきた僕が今だれかに伝えられることはあるか?

前回は小学校編
今回は小学生の頃から飼っていた犬との出会いについて

☑️2002年4月20日

人生で初めて他人の前で号泣した日
ジョンが亡くなってから早いもので約20年が経過しました。

ジョンが死んだのは、僕が会社で昼食を食べていた時のこと
当然周りは、会社の同僚たちがいつものように楽しいランチタイムを送っていました。

母親から着信が入った時に覚悟はしてました。
数日前からジョンは昏睡状態でいつ逝ってもおかしくない状態
何かあったら連絡してと母親には伝えていましたので、その着信の意味は一つだけでした。

「ジョン、やっと楽になれたよ」

母親は淡々とした口調だったのを覚えています。

電話を切った僕はその場で泣き崩れました。
周りの目を気にせずに1人泣き崩れました。
22歳、社会人1年目の僕にはヘビーな出来事でした。

そして、ちょうど1ヶ月後の2002年5月20日
ジョンの後を追うように『チビ』が亡くなりました。

☑️ジョンとの出会い

ジョンが我が家に来たのは僕が小学校2年生の頃
引越した先の近所の人からもらった産まれたばかりの雑種犬でした。
この時ばかりは、兄弟で両親を必死に説得しました。

結構ありがちな感じですが、犬の散歩を兄弟で手分けして必ず毎日することを前提に、両親からはしぶしぶ了承をもらえた形です。

雑種犬でしたが、綺麗な栗毛色をした愛くるしい犬でした。

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こうしてジョンはすぐに我が家の人気者になりました。

☑️チビとの出会い

世の中には不思議な事ってあるものです。
ジョンが家に来てから数ヶ月後のことです。
学校からの帰り道に子供達が大勢集まっている場所がありました。

気になった僕も、そこに行ってみるとそこには1匹の小さな野良犬がいました。
生まれて間もない仔犬でボサボサな毛には草やゴミが絡みついている状態
けっして可愛いとは言えない仔犬でした。

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放っておけば保健所へ行き処分される犬です。
かなり弱っていたその犬はフラフラしていて今にも倒れそうでした。

子供達は、それをからかっているようでした。
弱った仔犬は逃げることさえ出来ない状況

人見知りな僕は何も言えず、その場からすぐに立ち去りました。
可哀想だけど何も出来ませんでした。

家に帰ってしばらくしてから、ジョンを連れて散歩に行きました。
気になっていた僕は先程の捨て犬がいた場所に行ってみることに

そこには、既に子供達も仔犬もいませんでした。
子供心に無かったことにしようと思った記憶があります。
気持ちの整理をする為です。


今日のは見なかったことにしよう


翌朝、それを見た時は驚きと喜びが同時に来たのを今でも覚えています。

普通にジョンと捨て犬が我が家の庭で添い寝していたのです。

まるで仲良しの兄弟のように

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両親もさすがにビックリしていましたが、その仔犬を保健所には連れて行くことは出来ずに自然と飼うことになりました。

ジョンと比べて体型が小さいので名前を『チビ』としました。

ジョンとチビ

僕にとってかけがえのない友達が出来ました。
学生の頃に辛いことがあるといつもこの2匹に救われていた記憶があります。

この2匹が亡くなって20年が経ちました。
心にポッカリと開いた穴みたいな物は今ではすっかり無くなっています。

今でも4月20日と5月20日は僕にとって特別な日です。


最後まで読んでいただきましてありがとうございました。 また次回も楽しみに!