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『34年後輩の君へ』〜僕らは君を待っている〜#7【両親へ報告✨】
喜びを噛み締めながら僕らは
ある場所へ車で向った。
妻の体のことを考えると
あまり無理をしてはいけないが、
妻が妊娠したことをどうしても伝えたかった。
僕らの両親へ。
僕の実家。
親父は7年前に他界している。
2人で線香を上げる。
母:「なんね。どうしたとね。」
僕は妻をちょこっとだけ見た。
僕:「お母さん、落ち着いて聞いてよ。
出来たばい、あかちゃん!😆😆ヘヘ」
その瞬間、母の顔がくずれる。
母は興奮気味に妻を抱きしめた。
「よかったね~よかったね~!!」
言わんこっちゃない。これが僕の母ちゃんなんだ💦
血圧が高い母を落ち着かせるのに一苦労した😅
「ごめんね、おそうなって。でもまだできただけやっけん。そがん、喜び過ぎばい😆」
喜ぶ母の顔を見れて嬉しかった。
言葉にしなかったけれど、結婚して8年、
僕の母的に気にはなっていたのだろう。
そして次に妻の実家に向かった。
急にきた僕らを前に、ご両親が少々戸惑っている。
「お義父さん、お義母さん、
遅くなりましたが、やりました!
赤ちゃんが出来ました!!😄」
お義父さんの体が少し震え出した。
涙をぽろぽろと流すお義父さん。
「そりゃーよかった・・・」
お義父さんのくしゃくしゃの顔を見ていると
僕もまた涙がこみ上げてきた。
お義母さんも「よかったねー!」と嬉しそうだ。
8年前…同じこの場所で、
『結婚させて下さい!』と言ったことを思い出す。
僕も妻も8年間分しっかり年を取っていたのだ。
(遅くなりました)
僕らは自分達に正直に生きた。
後悔はしていないが、やはり両親には
遅くなってごめんなさいの気持ちが顔を出す。
僕らが幸せになること。
両親が喜ぶこと。
赤ちゃんが出来たことで
こんなにたくさんの人が幸せになれる。
人生って素晴しい!!😆✨
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