コーポレートのための情報源【スタートアップ編】

2022年12月30日 17:27

スタートアップのコーポレート（CFO、CAO、管理部長）を目指す方に役立つようなまとめ情報を提供していこうかなと思います。
徐々に充実していきますので、定期的にのぞいてみてください。
よろしくお願いいたします。

財務

出資

◇創業時
創業メンバー株主間契約書（by AZX総合法律事務所）
スタートアップを共同創業した場合には、株主間契約を締結したほうが良いでしょう。創業者が別の道に進むことになった場合には、契約書で明確にしておけば、もめることも少ないと思います。
◇シード（第三者出資）
J‐KISS【コンバーティブルエクイティ】（by Coral Capital）
設立直後は、株価（時価総額）を決めることが難しいことも多いと思います。会社側には、株価の決定を先送りするというメリットがあり、出資者側には、後のラウンドの8割程度で株式を取得できるというメリットがあります。
なお、勘定科目としては、新株予約権として、資本の部に計上されます。
◇アーリー～（第三者出資）
新株発行（by AZX総合法律事務所）
　優先株はこちらも参照
出資を受ける場合には、種類株を発行することが一般的です。ひな形を利用しつつ、弁護士レビューを入れることをお勧めします。また、財務DD、法務DDが入ることが多いため、書類の準備等が必要なことも認識しておきましょう。
その他、経産省から出ている留意事項も参考になります。
我が国における健全なベンチャー投資に係る契約の主たる留意事項
 スタートアップの成長に向けたファイナンスに関するガイダンス
（by 経産省）
◇VCリスト
　準備中

融資

準備中

助成金

準備中

ストックオプション

◇税制適格ストックオプション
契約書のひな型キット（KIQS by Nstock）
税制適格ストックオプションのひな形のキットを入手できます。個人的には、M＆Aの際の取り扱いが定められている点が好きです。
新株予約権（ストックオプション）の法定調書（by 国税庁）
税制適格ストックオプションを発行したら、法定調書の発行を忘れずに。金銭としての支出がないため、結構穴になりやすい論点です。
※時価に関しても評価機関の評価が必須となるため、余裕をもって発行の準備をしましょう。また、IPO直前の発行の場合には、宣誓書の準備も忘れずに。

経理

会計システム

◇準備中（MF or freee）

IPO準備

◇IR
事業計画及び成長可能性に関する事項（by 東証）
エクイティストーリーを考えるうえでも参考になる書類が開示されています。
◇準備中
内部監査、内部統制、監査法人、証券会社、信託銀行、印刷会社

人事・労務

◇準備中

総務

◇株主総会＆取締役会の運営
定時株主総会（by AZX総合法律事務所）
定時総会の招集通知から議事録の作成、登記関連までまとまっていますので、初めて定時総会を開催する場合には参考になります。
責任限定契約（by AZX総合法律事務所）
社外取締役は責任限定契約を締結することが多いですので、ひな形があるのはありがたいですね。また、定款変更を要するので、株主総会の開催を忘れないように。
役員賠償保険という保険もあるので、あわせて検討してみるとよいです。役員賠償保険は取締役会の承認が必要なようです。
◇その他は準備中（規程等）

法務