白髪の人ははげないって本当？その真相とは！

「白髪が生える人ははげない」という話を聞いたことがある人も多いと思います。確かに白髪ではげている人はあまり見かけません。薄毛の人は基本的な黒髪なイメージもあります。しかし、この噂は本当なのでしょうか。
結論から言うと、白髪が生えたからと言って、はげないということにはならないようです。つまり、白髪が生えてもはげる人ははげるということ。そこには、白髪になるメカニズムと、薄毛になるメカニズムが似ているから、という理由があるようです。
今回は、白髪が生えるとはげない、という噂について少し詳しく見ていきたいと思います。

白髪も薄毛も頭皮環境の乱れで起こる

白髪は、毛母細胞という頭皮にある髪の毛を生やすための細胞の並びあるメラノサイト（色素細胞）に異常が起こることで発生します。メラノサイトは髪の毛に色を付けるメラニンという色素を分泌しています。メラノサイトに異常が起こり、メラニンが分泌されなくなってしまうことで、髪の毛に色がつかず、薄毛になってしまうのです。

メラノサイトの異常は、頭皮環境の悪化などによって起こります。それが栄養不足やストレスなど、薄毛になる原因と似ているのです。

白髪になる原因

白髪になる原因についてご紹介します。
白髪になる原因については過去の記事で紹介しているので、今回はその記事の一部を以下に引用しておきます。

栄養が不足している
メラノサイトの働きを促し、メラニンの分泌を活性化するには、しっかりと栄養を摂取しなくてはいけません。メラノサイトの働きを正常化するのに必要な栄養素は主に以下のようなものがあります。
・タンパク質
髪の毛の主成分はタンパク質です。つまり、タンパク質をしっかり摂取しないことには、髪の毛は正常に生えてこなくなるということです。
髪の毛のタンパク質はケラチンと呼ばれ、そのケラチンはアミノ酸によって作られています。つまり、タンパク質を摂取するのと同時にアミノ酸も摂取しなくてはいけないということですね。
・ミネラル
髪の毛にはミネラルが必要です。特にアルギン酸と亜鉛は重要で、髪の保護や頭皮の乾燥、タンパク質の吸収を高め働きなどが得られます。
・ビタミン
特にビタミンCが重要です。ビタミンCは、コラーゲンを生成する際に必要な成分で、髪の毛にツヤや潤いを与えることができます。果物や野菜に含まれていますので、積極的に摂取していきましょう。
遺伝
白髪の原因のひとつに、遺伝というものがあります。両親のどちらかが若いころから白髪が生えていたという場合は、子どもも若いうちから白髪が生えやすくなります。
ただ、必ず白髪が生えてくるわけではありません。ただ、白髪が生えやすくなる、ということを覚えておきましょう。
ストレス
精神的なストレスが白髪の原因になってしまうことがあります。よく、アニメや漫画で、ストレスを受けた人の髪の毛が白くなるという演出がされることがありますが、これはフィクションではなく、実際にありえることなのです（漫画やアニメほど瞬時に白くなることはないかもしれませんが）。
というのは、ストレスにより、血管が収縮してしまい、血行不良が起こりやすくなるからです。血行が悪くなることで必要な栄養素が髪の毛に行き渡りにくくなります。血行を良くするためにも、ストレスが溜まっているなと感じている方は、ヘッドスパや頭皮マッサージなどを行い、血行の促進を行いましょう。
また、ストレスを受けると、自律神経が乱れてしまいます。交感神経が優位になって、皮脂が過剰に分泌されてしまいます。過剰な皮脂分泌は頭皮にとって大敵です。皮脂は空気に触れることで、じわじわと酸化していき、過酸化脂質に変化します。過酸化脂質は頭皮の雑菌と混ざることでフケやかゆみ、抜け毛や切れ毛などの原因になるのです。もちろん、白髪も増えやすくなってしまいます。
ストレスのたまりすぎは髪の毛の大敵と考え、ストレス発散の方法を確立しておくようにしましょう。
引用：https://note.com/akashi01/n/n3455185a2e70

上のことからもわかるように、白髪になる原因というのは、薄毛になる原因と似ているのです。つまり、白髪が生えるというのは、そこには同時に薄毛になりえる原因がある可能性が高いということです。
白髪が生えれば薄毛にならないというのは、単純なイメージによる思い込みで、実際は白髪が生えていても薄毛になる、むしろ白髪が生えると薄毛になる可能性も高くなる場合もあるということです。頭皮環境を整え、白髪や薄毛にならないよう気を付けていきましょう。

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