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自作キーボード:Lotus配列から逃げて戻った話


自己紹介

数年前、Murasaki_756D91という名前で、主にX(旧Twitter)で活動をしていました。Lotus配列を考案し、その配列を採用したAkashaというキーボードを開発しながら、自作キーボードを楽しんでしましたが、突然アカウントを削除し逃亡した者です。

Lotus配列とは

Lotus配列は、Willow配列をベースに考えだされたものです。
キーボードに手を置いた際、親指側に重心を置き(手を内側にひねる)、指を上下に動かすと、Willow配列と同様の指の動きになりますが、小指側に重心を置き(手を外側にひねる)、指を上下に動かすと、Lotus配列特有の指の動きになります。
この指の動きの変化に着目して生まれたのがLotus配列です。

横から見た蓮の花に似てることから、Lotus配列と命名

世界初のLotus配列キーボードAkasha

Akashaとは、虚空、空間、天空など複数の意味を持つインドの言葉で、何も考えず、何にも邪魔されずスムーズに文字が打てるという思いを込めて名付けました。
Akashaの特徴は、左右の端だけキーが4列になっている所で、手をキーボードに置くと、自然と小指の根元が4列目のキーの上にきます。そのため、指ではなく指の根本でキーが押すことができ、最小限の指の動きでキーの同時押しをすることが可能です。重心が小指側にくるLotus配列ならではの便利なキーだと思います。

矢印の箇所のキーを小指の根本で押せる

自作キーボードからの逃げ出し

ここからが本題
キーボードを自作してX(旧Twitter)に投稿していたところ、嬉しいことに「気になる」「触ってみたい」などの声を多数いただきました。中にはブログに書いてくださる方も現れ、キットの配布を検討することもありました。
しかし、開発したキーボードのAkashaは、BOOTHで販売されている「自作キーボード設計入門」を読みながら何とか作れたレベルの物なので、人の手に渡って何か問題が発生した場合の対応、REMAPの登録方法が分からないなど、配布を考えると自力では解決できない問題が多く、それが重荷になって、アカウントを削除し自作キーボードの世界から逃げ出しました。

自作キーボードの世界に戻る

しかし、キーケットが開催されると聞いて参加してみたくなり、久しぶりに自作キーボードの世界を覗いてみることに。
キーケットの帰り道、一緒に参加した友人に「昔、キーボードを作ってたけど逃げ出したんだよね」となんとなく話したところ、「新しい配列を考え?実際にキーボードを作り??そのキーボードを触ってみたいという人がいるのに???凄くもったいない!」と言われました。その後も色々と諭され、自作キーボードの世界に戻ってみようと思うようになり、活動を再開する決心をしました。

これから

とりあえず、Akashaのリニューアルを考えています。
ただ、仕事が忙しかったり、取りたい資格の勉強があり、すぐには動けないため、落ち着き次第マイペースにやっていきたいと思います。

復帰したらやってみたいこと
・Akashaのリニューアル
・Akasha以外のキーボード作成
・REMAPに登録する
・Akashaを配布する(欲しい方がいれば)
・Pro Micro脱却(難しそう)
・左手デバイスの作成
・パームレストの作成
・キーボードを置く台の作成
・キーキャップの作成

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