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「夏色」もいいけど「センチメンタル」もいい

雨が降りそうで降らなかった午後。
洗濯物もちゃんと乾いた。
梅雨時期には一切乾かす気が感じられなかったのに。
今年の夏は本当に短かった。
そんな夏が終わろうとしている。
小学生の頃夏休みが終わるのが嫌でギャン泣きしたことがあった。
その頃から学校というか集団生活が苦手な片鱗は見せていたのだろう。
ただそれだけじゃなくて、この時期特有の寂しさがある。
ゆずの夏の曲といえば「夏色」だが、僕は「センチメンタル」の方が好きだ。
そうだセンチメンタル。
この寂しさには名前があったんだ。

30を超えたあたりから夏が好きになり始めた。
冬生まれであるからか、子供の頃から冬が大好き。
ただ大人になると冬の不便さが際立ってくる。
夏の日差しも嫌じゃなくなった。
冬が嫌いになったわけじゃないけど、人も植物も育つのは夏なんだろうな。
「ぼくのふゆやすみ」というゲームが出なかったのはそういうことなんだろう。

人の一生を四季で例えたら僕は今夏なのだろうか。
一生青春とすれば春でいたい気もするけど夏も秋も来て欲しい。
そんな欲張りを言ってる間に僕らのセンチメンタルな夏が過ぎて行く

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