息子と手を繋ぐ話

各地で初雪が観測された。
仙台は雨が降ったり晴れたりと、お天道様の時給が20円くらい上がっていそうな天気だった。

5歳の息子がいる。
来年小学校に入学する息子。
自分でできることも増えて、ずっと見ている必要が無くなった。
それに比例するかのように手を繋いでくれる時間が減った。
小さい頃は公道に出ればずっと繋いでてくれていた。
恥ずかしいとか、自由に歩きたいとか一丁前に思う様になったのだろう。
これが寂しいなんて親のエゴなんだな。多分。

そんな事を思っていた矢先のこと。
保育園の送り迎えの時に手を繋ぐ時間が長くなった。
ずっと繋いでいるわけではないが、繋いでいると認識できる時間は繋いでくれている。
こんな時間ももう残りわずかしか残っていないのだろう。
そんな事を息子も感じているのかも分からない。
僕に気を使っているのかなんなのか。
ただただありがとうだ。

そういえば最近外に出ると手が冷たいと言う。
ああ、そのせいか。
そのせいか？
冬が寒くて良かったとBUMP OF CHICKENみたいな事を思った冬の入口。