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「夢と壁」

プロローグ

気付いたときには、私は見えない『ドア』の前にいた。

その『ドア』に気付いた時、

私は、自分の好きになった【セカイ】に来たことを恥じた。

「こんなところに来るんじゃなかった。」

私は、そう思った。

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「【セカイ】で活動している住民が、恋をしたら、ダメなのかな?」

【セカイ】にいた住民Aは、そう私に尋ねた。

【セカイ】と私たちの住んでいる[現実世界]の間には、『壁』がある。

その『壁』を挟んで、私たちは『ドア』を叩きながら、お互いの せかい を行き来してる。

壁の向こう側にはそれぞれの【セカイ】が動いていて。

その『ドア』は、開けたいときに開けることができて。

でも、【セカイ】の住民は、『カギ』を持っていて。

特定の相手に対してのみ、『ドア』の『カギ』を閉めることができる。

それは【セカイ】に住んでいる、自分の身を、

[現実世界]の住民による被害から、自分を守るため。

その『壁』は、その住民を守るための、大きな盾だった。

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About me


気付いた時には終わりを告げ 全てが僕を笑うんだろう?
風が冷たいこんな日は 君を思い出すよ

About me/蝶々P


そう、気付いたら、私は『カギ』をかけられていたことに気付いた。

心当たりは、何もない。

ただ、残ったのは『壁』の存在のみ。

そして、やりきれない【罪悪感】と【後悔】。

「【セカイ】なんて知らなきゃ良かった。」

「夢なんて、見なきゃ良かった。」

「頑張らなければ良かった。」

そう、私は思った。

[現実世界]ですら、生きるのが怖くなった。

だけど、、、


新しい【セカイ】

私の周りには、「仲間」が集まっていた。

医者

教師

役者

エンジニア

インテリ学生

薬剤師

管理栄養士

学生起業家

個人事業家

デザイナー

コーディネーター

武道家

ダンサー

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気付いたら、また、新しい【セカイ】の中に私はいた。

その中の私は、「夢」の中で笑っていた。

『カギ』ってなんだったんだろう。

『壁』ってなんだったんだろう。

それは私にはまた、わからなくなった。

だけど、「どうでもいいや」って思えた。

そこにも『見えない壁』はあるのかもしれないけど、

私には、『壁』なんてない、って 

その【セカイ】では思えるような気がして。

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「壁」の正体

おそらく、『壁』の正体は 『立場』
だったんだと思う。

Taker が Giver に勝てる訳がない。

最初から Taker を 名乗って Giver に勝とうと思うな。

今の私は、そう思います。

私は【セカイ】で生まれた 朱鷺ちゃん は嫌いじゃないけど、

朱鷺ちゃんが生まれた背景事情については、正直、なんともいえません。

頑張り続けた過程は、誰にも負けない、とてつもなく大きな出来事

だったけど、

どうせ頑張るなら、最初から Giver側 にいたかった。

それがちょっと、私の後悔です。

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「第二の夢」

これは、私の夢。

「繋げる」こと。

どんな自分であっても、
「自分を隠さずに、表現力を磨くこと。」

自分の創り出す【セカイ】から、何かを届けること。

『ドア』を素敵な人に開けてもらう。

誰でもいいよ、とは、私もいえない。

だけど、

「第二の夢」が実現可能な気がしたから、

今日もひとまず、私はここに、今日もnoteを残す。


でも、わすれないで。
この夢を見ることができたのは、

私が【セカイ】の『ドア』を 開けたから。

『カギ』なんて、私にはいらない。

だけど、

もしも、生まれ変われるならば。

「夢」を叶えた先で、また、どこかで


私に「夢」をGiveしてくれたGiver達が
「夢」の中で、輝いていて欲しい。


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