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【セルフインタビュー】#3 この半年を振り返る

テヒョンさんが入隊してもうすぐ半年。久しぶりに自分で質問を考えて自分で回答するっていう、セルフインタビューをやります!


【一回目と二回目はこちら】


■本人が決めたことなら応援したい

――去年の12月11日にテヒョンさんが入隊してからもうすぐ半年が経ちます。
ゆう:思えばあっという間でしたね。毎日毎日やることをやっていたら、気づけばもう半年になるのかって。テヒョンさんにとってはこの半年はどうだったんだろう。長く感じたのか短く感じたのか、聞いてみたいです。

――去年の11月22日に入隊手続き発表があってから今まで、気持ちの変化があったんですよね。
ゆう:発表があった当初は何とも言えない重い気持ちになりました。BTSの他のメンバーだったり、同じ世界の先輩達も経験しているけれど、兵役の服務期間だけではなく、その後も年に何回か訓練を受けたりして続いていくことを知って気持ちが重かったです(「除隊」ではなく正確には「転役」であり、除隊後の8年間は「予備役」、それから満40歳まで訓練は続く)。

ゆう:国際情勢って突然変わるし、今だって戦争をしている国もあって、この先どうなるか分からないじゃないですか。必ず何かあるとか絶対に関わるとか、そういうことは今の時点では分からないけれど、可能性があると考えたら気が重くなりましたね。

――今だけでなく先のことを考えて「入隊しないでほしい」という気持ちがあったってことですか?
ゆう:「しないでほしい」だとこちらが強制してるみたいじゃないですか。それはなかったけど、「そもそもテヒョンさんは兵役に行くのかな?」というのは実はずっと考えていました。他のメンバーの話を聞いていると、もうそろそろなのかな?って思うことがあったんだけど、私が覚えてる限りだと、テヒョンさんが入隊前に兵役の話をしていた印象がないんですよ。ジムでトレーニングしてるとか、身体を鍛えてみたい話は聞いていたけれど、直接兵役に繋がるような言葉は聞いたことなくて。だから例えば軍楽隊で楽器を演奏するとか、そういう選択もあるのかなって当時は思っていました。テヒョンさんは音楽が好きで、事務所に入る前はサックスを習っていたみたいだし。

――そうすると、テヒョンさんの志願先のネットニュースが出たことは驚きだったんじゃないですか?
ゆう:もう本当に本当に、驚きました。なんだかすごそうな部隊だな…と。事前に面接などの試験を受けていたことにも驚きました。テヒョンさんって公開前のお仕事の写真をインスタに載せちゃったり、いわゆる「スポ(ネタバレ)」が多いって言われてますけど、兵役のスポは全く無いじゃん!っていう笑。そう思うと、実はきちんと考えた上で話したり公開してるのかなって。

ゆう:ネットニュースで見たのが11月末で、12月11日が入隊日だったから、正直この日数で気持ちを整理することは難しかったですよ。「テヒョンさんは兵役に行くのかな?」と気になっていたことが、実際は「テヒョンさんは自ら志願して厳しい部隊に行くんだな」だったんですから。だけど、志願先が分かったことで、本人が決めたことなら応援したいなという気持ちに変わりました。気持ちの重さが完全に無くなったわけではないけれど、きっとテヒョンさんにはテヒョンさんの考えがあるんだろうなとわりと素直に思えました。ネットニュースに出てから今まで、色んなことを調べて色々な文章を読みました。SNSだと特定の方の投稿しか見れず自分の解釈が偏るから、最近は韓国語のWikipediaみたいなページを翻訳アプリを使いながらたまに自分で読んでいます笑。

――心配はしなかったんですか?
ゆう:しなかったと言ったら嘘だけれど、心配し過ぎないようにしています。テヒョンさんが出来ないことを私がイメージで決めてしまうのは失礼かなと思っています。実生活で自分がそうされて嫌だったっていう、私の経験からなんですけどね。


■もっと閉ざされた世界に行くんだと思っていた
――入隊してからはどうですか。他のメンバーも入隊して、BTSはグループとして「軍白期」に入りました。
ゆう:メンバーそれぞれが入隊前にたくさんの仕事をしてくれて、毎日誰かしらのお仕事のお知らせが来るくらい、ソロ活動で繋がっていることが本当にすごいなと思います。

――とは言えリアルタイムでの姿は見れなくなりましたよね。
ゆう:最初の5週間の訓練期間はスマホが使えないらしいので、インスタや他のSNSもほとんど見ていませんでした。私がインスタを見る目的が無くなったからっていうのが理由です。年末年始で自分の仕事が休みだった間はログインして見たりしたけど、ある意味デジタルデトックスが捗った期間でもありました。

ゆう:インスタは今はたまに見ています。テヒョンさんも一ヶ月に一回くらいインスタのストーリーズなどに近況報告の写真を投稿してくれたりするので。それがすごく嬉しいですね、忙しいと思うのに定期的に来てくれて。嬉しいけれど、過去に入隊した芸能人のファンは期間が長かったり、スマホが使えなかったりして今の私とは全然状況が違ったと思います。それからテヒョンさんがいる部隊の黒服を着た写真が公開されたり、もっと閉ざされた世界に行くんだと思っていたので意外でしたね。

――インスタ以外でチェックしているものはありますか?
ゆう:タブレット(iPad)を持っているのですが、除隊日をカウントダウンするアプリがあることを知って、入れてみました。たまに見てます。あとスマホで毎日見てるのが春川(テヒョンさんがいる場所)の天気。よく分からないんですけど春川って検索して色々見てたら、6時間に一回、天気が自動表示されるようになったんですよ笑。なので平日は朝昼晩の3回、ちょうど自分の食事のタイミングで見れるのでちょうどいいです。食事といえば、公開されていれば軍の食事メニューを知ることができることに驚きました。余裕のある時はSNSで今日テヒョンさんが食べたかもしれないご飯のメニューを見て、「今日のご飯良い感じじゃん」と一人で勝手に思っています笑。


■寂しい気持ちが分かるから楽しめる本とか音楽ってあると思う
――テヒョンさんが入隊してからもうすぐ半年が経ちますが、例えば寂しさだったり心配だったり、何か不安を感じるようなことはありましたか?
ゆう:基本的には「姿を見れなくてもテヒョンさんは頑張っているんだから私も頑張ろう」という気持ちで日々過ごしています。気になったのは、3月の初めにインスタのストーリーズに「僕のこと忘れてませんよね?」と書いていたことかな。あの時のテヒョンさんの気持ちに自分が寄り添えていたのかがずっと疑問でした。


ゆう:今思えば、時期的なものだったのかなという気がしています。テヒョンさんが入隊してから3ヶ月が経過する頃だったから、自隊配置が終わって少し慣れてきたタイミングでみんなのことを考えたのかなって。本当のところはテヒョンさんに聞かないと分からないですけど。入隊してからしばらくは、入隊直前のお仕事が順番に公開されていったからそこまで寂しくなることはなかったけれど、私も5月は結構恋しくなってしまったんですよ。元気にしてるかな?って気になりました。だけどそれを言葉には出来なかった。私は思っていた以上に強がりなのかもなって思いました。だから「寂しい」とか直接的な言葉ではなくても、テヒョンさんが気持ちを伝えてくれる人で良かったと思いました。テヒョンさんが3月に言ってくれなかったら自分も言葉にしないまま終わっていただろうし。あと寂しい感情というのは、自分も同じ立場になってみないと分からないのかもなと思いました。お腹が痛いことを自分も同じように痛くなってみないと分からないように。5月に入って、やっとあの時のテヒョンさんの気持ちに寄り添えた気がしたんですよね。「あの時の気持ちはこういうことだったのか~」って。どちらが強いとか弱いとかではなく、寂しさを感じるタイミングの違いだったのかなと思います。

――半年の間で時間の使い方も変わったと思うのですが。
ゆう:少し前から本を読んでいます。という話をこのインタビューでしたかったんですよね。何年も前ですけど、有川浩さんの小説が好きだったことを思い出して。有川さんの小説に「ラブコメ今昔」っていう自衛官の恋愛短編集があるんですけど、同じジャンルの「クジラの彼」を読みました。すごく良かったです。このタイミングで読めて良かった本ですね。「クジラの彼」は、主人公の恋人が海上自衛隊の潜水艦乗りだから、次の連絡がいつ来るのか、今どこにいるのかも分からないんですよ。ぶっちゃけ読みながら、それに比べたら私は良いほうじゃん…と思ってしまった笑。小説の中では「遠距離恋愛の結構きついバージョン」と書かれているだけあって、相手を信じて待つことがどういうことなのかすごく考えさせられます。しかも主人公は会社員で職場でも苦労していて、遠距離恋愛の結構きついバージョンでありながらも日常は日常で流れていくっていう、そういうところも共感できました。

――主人公に共感しながら読んでいるんですね。
ゆう:「クジラの彼」は共感できる小説でしたね。自分の考えをブレさせないためにも、本を読むって良いなと思いました。寂しい気持ちが分かるから楽しめる本とか音楽ってあると思うんですよ。しばらくはそういうことを楽しみたいです。ある意味、今しか出来ないことだと思う。「クジラの彼」も良かったけれど、また気に入った小説があれば紹介したいですね。


――最後に。今、テヒョンさんに何か伝えたいことはありますか。
ゆう:入隊直前もテヒョンさんって本当に良い人だなと思うことばかりで、例えば坊主になった時も私達を悲しませないように楽しい投稿をしてくれたりとか、4人でのウィバラで僕には目標がありますと具体的に頼もしく目標を伝えてくれたところとか、一緒に入隊する年下の子達から新しいことを学ぼうとする前向きな姿勢とか、ホビヒョンジニヒョンもだけどシュガヒョンも頑張ってますよってメンバー全員の名前を出したりとか、よく考えて、大事なことを言葉にしてくれていつもありがとうって伝えたいです。

ゆう:半年が経ってもあと3分の2の時間が残っているわけで、これからも怪我なく病気なく、元気に過ごしていてほしいです。そして安全に任務を続けてほしいです。安全が一番。これまであっという間だったけれど、個人的にはここから残りの時間をどう過ごすかが重要になってくる気がするので、あと約一年、私も小さいことでもいいから目標を立てて日々を過ごしていきたいです。




日本だけでなく韓国のニュースも目にすることが多くなった今、心配なニュースも多いですが、争いや災害など悲しい出来事がない今後でありますように。
最後まで読んでくださった方はありがとうございました✨