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まじで地獄ってあったんだ。

好きな人はイルカ。

いや、好きな人はいるか。

これを読んでるあなたには好きな人がいますか? 

恋をすると、ついつい、色々なことを想像してしまいますよね。

でもそれは、決して恥ずかしいことではないんですよ。

うふふ(笑)。私だって、小さなおんなのこだった頃はこんな不思議な気持ちになったんです。

この文章を読んでくれている小学3年生から小学5年生のおんなのこには、そんな悩みがつきものなんです。

だって、同じのクラスのタケルの顔を見ると少し照れちゃうでしょ?

ドッチボールクラブで1つ上の長谷川クンのプレイを見てると、胸がドキドキするでしょ?

新しい体育の先生のケンタ先生とお話しするととってもウキウキした気分になるでしょ?

駅前の電気屋のソースケさんと挨拶をすると、顔がポッ、と赤くなるでしょ?

近所の最近引っ越してきた大学生のマコトさんに勉強を教わると、なんだかソワソワするでしょ?

4丁目の、奥さんがいるのに女子との話すときに結婚指輪を外す癖のある、余裕をかもしだす外資系企業勤務のイマイズミさんとすれ違うとき胸がウズウズするでしょ?

最寄りのコンビニのレジ担当で俳優を目指して、少劇団で活動してる塩顔のカドワキさんが他のお客さんよりも優しく接客してくれたときに小躍りを舞いたくなるでしょ?

これ、ぜ〜んぶ、『恋』なんです。

恋って、決して恥ずかしいものではないんですよ。

恋って、一種の魔法なんです。

頭が、ぽー、っとしちゃって。

ついつい、あの人のことを考えちゃって。

あの人は今、何してるのかな、なんて。

約束もしていない、あの人とのデートの予定なんて考えちゃったりして。

 この映画をあの人とみたいな、とか、このお店にあの人と行きたいな、とか、あの遊園地にあの人と行きたいな、とか、この公園にあの人と行きたいな、とか、あの祭りにあの人と行きたいな、とか、このビルにあの人と行きたいな、とか、その山にあの人と行きたいな、とか、この道にあの人と行きたいな、とか、この自販機にあの人と行きたいな、とか、あのバスセンターにあの人と行きたいな、とか、この果樹園にあの人と行きたいな、とか、その沼にあの人と行きたいな、とか、この海にあの人と行きたいな、とか、そのリサイクルショップにあの人と行きたいな、とか、この営業所にあの人と行きたいな、とか、あのドライブインにあの人と行きたいな、とか、この薬局にあの人と行きたいな、とか、その公民館にあの人と行きたいな、とか、この裏路地にあの人と行きたいな、とか、その研究所にあの人と行きたいな、とか、あの党本部にあの人と行きたいな、この支社にあの人と行きたいな、とか、あの署にあの人と行きたいな、とか、この駅前ホテルにあの人と行きたいな、とか、あの管理事務所にあの人と行きたいな、とか、そのこども110番の家にあの人と行きたいな、とか、この実験室にあの人と行きたいな、とか、あのサービスカウンターにあの人と行きたいな、とか、その住宅展示場にあの人と行きたいな、とか、この喫煙所にあの人と行きたいな、とか、あのドームにあの人と行きたいな、とか、その委員会にあの人と行きたいな、とか、そのフェアにあの人と行きたいな、とか、この創業祭にあと人と行きたいな、とか、あの調理場にあの人と行きたいな、とか、その食べ放題にあの人と行きたいな、とか、このキャンペーンにあの人と行きたいな、とか、あの工事現場にあの人と行きたいな、とか、その境界線にあの人と行きたいな、とか、この歩道橋にあの人と行きたいな、とか、あの教員住宅にあの人と行きたいな、とか、この基地にあの人と行きたいな、とか、その街にあの人と行きたいな、とか、この車庫にあの人と行きたいな、とか、あの記念広場にあの人と行きたいな、とか、この記念塔にあの人と行きたいな、とか、そのガソスタ(ガソリンスタンドのこと)にあの人と行きたいな、とか、この無人野菜売り場にあの人と行きたいな、とか、その役場にあの人と行きたいな、とか、この滑走路にあの人と行きたいな、とか、あの大使館にあの人と行きたいな、とか、その本社にあの人と行きたいな、とか、この広葉樹林にあの人と行きたいな、とか、その赤珊瑚専門店にあの人と行きたいな、とか、この省にあの人と行きたいな、とか、あのランドにあの人と行きたいな、とか、その教習所にあの人と行きたいな、とか、あの貯水池にあの人と行きたいな、とか、この秘密結社にあの人と行きたいな、とか、あの商工会議所にあの人と行きたいな、とか、この区民センターにあの人と行きたいな、とか、その公立高校にあの人と行きたいな、とか、このカービューにあの人と行きたいな、とか、あの木造建築にあの人と行きたいな、とか、その市場にあの人と行きたいな、とか。

恋をしているとみ~んな、こう思っちゃうんです。


恋で悩んでいるおんなのこ達!

心配ご無用!そんな心配、酢豚の上にパイナップル乗ってるぐらい必要ないワ!シュウマイの上のグリンピースぐらい必要ないワ!雨の日の洗車ぐらい必要ないワ!よく晴れた昼下がりの豆電球ぐらい必要ないワ!ずっと使ってたジャンバーの最近知った裏側のポケットぐらい必要ないワ!電子辞書と大辞林を持ち歩いてるぐらい必要ないワ!ぴったんこカンカンで1回だけ出題されるクイズぐらい必要ないワ!童貞が財布に忍ばせているコンドームぐらい必要ないワ!卒業式のときにもらうPTAからの紅白饅頭ぐらい必要ないワ!童貞が女の子とキスする可能性を考えて食らうフリスクぐらい必要ないワ!童貞が卒業したヤツに『どんな感じだった?』っていう質問するぐらい必要ないワ!童貞が読むホットドッグプレスぐらい必要ないワ!



地獄ってあったんだ

寺田心が12歳だった。もっと幼いと思っていた。


まじで地獄ってあったんだ。



文章:べイビー斉藤

ナンダコレ?




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