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#和菓子

清浄歓喜団

奈良時代に遣唐使によって伝えられた唐菓子に団喜(だんき)があり、これを再現した京菓子です。 元は密教の供え物。 清めの意味を持つ七種のお香が練り込まれた餡を、米粉、小麦粉の生地で包んで胡麻油で揚げて作る。形の結び目は八葉の蓮華。 ちなみに昔は、唐菓子は神仏へのお供え物で貴族しか食べられないものです。 味は美味しくはない…!?

落雁

米や豆、小麦などの粉に砂糖や水飴を練り混ぜて、型に押し固めた和菓子。 乾燥させた水分が少ない干菓子なので、お供え物として多用されている。 茶道と共に茶菓子として、安価な材料で作れるので庶民に親しまれるようになったそうです。 そのまま食べる他、飲み物に入れたり、料理の材料としても使えます。

うさぎまんじゅう

「紅白まんじゅう」の起源は平安時代の源平合戦。 源氏と平氏が赤と白の旗本に分かれて戦ったことと、赤は「めでたい」、白は「死装束」の死や別れがあるので、紅白は人生を表現しています。 「うさぎまんじゅう」としては、各地に色んな話がありますね。 島根県は「因幡の白兎」いちばん有名なうさぎの昔話。 ワニ(もしくはサメ)を騙して怒らせたので皮を剝ぎ取られ泣いていたら、通りすがりの大国主神(オオクニヌシ)に治療の方法を教えてもらって助かったお話。 福岡県は「崇福寺」 大応国師が宋の

もなか

もなかよ、もなか。 そなたはなぜ「もなか」というのだ。 不思議な名前だと思ったら、これ平安時代にまで遡ります。千年も前! 月見の宴で白くて丸い餅菓子が出されて、公家たちが「もなかの月」と言ったから。 「拾遺和歌集」の選者・源順(みなもとのしたごう)の詩に、 「池の面に照る月なみをかぞふればこよひぞ秋の最中なりける」というのがある。 明治以降に金型技術で、色んな形と模様の「もなか」ができました。

八つ橋

今回のペンギンおやつは、「餡入り生八つ橋」です。 三角のと巾着袋型を描いてみました。他にも花とか星型があって、見栄えの良い形が増えている。 本来は堅焼きの、おせんべいタイプのものが「八つ橋」。 それから派生したのが、焼かないタイプの「生八つ橋」。 これで餡入り三角形にしたのが「餡入り生八つ橋」。大体みんなが「八つ橋」と聞いて思い起こすのがこれ。 三角形のもちもちを食いちぎるという衝撃が、知名度を上げたに違いない!

練り切り

今回のイラストは、ペンギンが寝っ転がってるだけの絵になった<練り切り>です。 練り切りとは、餡を主体にして形作る上生菓子のこと。他に<こなし>など。 材料が乏しかった頃からの和菓子なので、目で楽しめるよう花形などで四季を表しています。現代は色んな動物の形もあって、職人さんて器用だなあと思います。 私は練り切りを作ったことがありません。簡単に作れるよと謳っているレシピを見たけど、作るの気合がいるぞ、これ、と思った。 食感はもちっと滑らかで好きなのですが、普段のおやつで食べる

柏餅

イラストは柏餅☆ 枯れ葉になっても落ちずに新芽が芽吹くまで留まることから、神様に守られている縁起物として、子供の成長を親が見守れるとか、子孫繁栄、後継ぎなどに結び付いています。 あと、香り付け、抗菌・防腐作用。 桜餅の葉も、おにぎりの笹もそうなのですが、昔の人は凄いですね。今とは全然、科学技術が違うのに実験をしていた人がいるのでしょうか。何となく、その辺の葉っぱを包みとして使っていたら、この葉っぱ良くね?みたいに気づいて広まったのでしょうか。 漢字は正式には「槲」が正し