親パレスチナは反ユダヤ主義で親ハマスなのか?

アメリカはイスラエルがハマスに襲われてから同盟国であるイスラエルに連帯感を示している。アメリカだけではない、かつて迫害の中心地であったドイツをはじめヨーロッパもまた連帯を示している。

そのアメリカやヨーロッパで多発しているのが親パレスチナでイスラエルの病院や小学校に対する空爆に抗議する為のデモだ。特にアラブ系やアフリカ系を中心としたイスラム圏と思われる人種で構成されているという。

アメリカではコロンビア大学やハーバード大学でデモと同時にユダヤ人に対する差別も横行しているとアメリカの議会公聴会で証言されている。

私はイスラエル軍の小学校や病院に対する空爆は虐殺行為で空爆を行うネタニヤフ政権は非難されるべきだが、ユダヤ系アメリカ人に対する差別行為は的外れだと思う。彼らはイスラエル人ではないのだ。

一方でアメリカの大学内にイスラム過激派から資金提供を受けている団体があるとも公聴会の中で証言されている。これらの団体がデモを主導しているという趣旨の証言だ。

もし本当なら少なくてもアメリカは情報における戦争状態と言える状況かもしれない。

そして、公聴会では彼らは親パレスチナと言うよりは親ハマスという扱いで反ユダヤ主義なのだと言うような形で進んでいった。

私はハマスのような組織は無くなるべきであるとも思っている。彼らがイスラエルの民間人にした事が許されるべきではない。たとえイスラエルが入植という侵略行為をしようとも話し合いのできない組織が主導するのは本当に不幸なのである。同時にネタニヤフ政権のようにモスクを破壊したり、法の秩序を破壊したり、入植と言う名の侵略行為を行う政権も同様だと思う。

私はガザ地区の一般市民こそが1番の被害者であり、イスラエルの一般市民もまた犠牲者なのだと思う。彼らは極右的な愛国思想や宗教における原理主義者達の犠牲者なのだ。

ウクライナ侵攻におけるアゾフス連隊やプーチンもまた視点を変えると共通点が見えてくる。もともとはロシアという大国を維持する為にウクライナはいわば壁のような存在であった。例に挙げるなら中国と北朝鮮のような感じと捉えれば良いだろう。しかし、ウクライナはEUにNATOに加盟したがっていた。巨大なNATOと隣り合わせになるロシアからすればウクライナの行動は許しがたかったのだろう。

一方でウクライナはロシアとの属国扱いを覆したかったのだろう。ロシアの属国である限りは豊かになれないからだ。最中に起きたのがクリミア併合だった。侵略されると危機感を覚えた極右団体のアゾフス連隊がロシアとの国境付近の地域で小競り合いを始めたのはこの時から始まっている。

それは当然だと思う。仮に沖縄や北海道が中国やロシアなりに一方的に併合されて納得できる日本人はいないはずだ。ウクライナ人の気持ちも分かる。しかし、結果として侵略戦争は今もなお続いている。

私はイスラエルに対するデモが反ユダヤでも親ハマスでもないと信じたい。

なぜなら、ガザ地区の市民とハマスに捕らえられた捕虜の人々が自由になってほしいと本当に思うからだ。彼らはそこに生まれて、その時に居たと言う理由だけで生きることを脅かされているのだ。

本当にこの世界は不条理で不平等にできている。それでも、彼らは見たことのない神という存在に感謝して生きているのだろう。

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