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言い訳するな 説明しろ。でも、説明の前にまず、謝罪。

周りに自分をよく見せたかったり、必要以上に弱みを見せたくない人がいる。失敗した時に謝れないし、ひどい時には、責任を転嫁してしまうのである。

でも、これが一番自分の評価を下げる。
「あいつ、謝れない奴だな。」
「間違いを認められない奴だな。」
「また人のせいにしたな。」
こんな印象がその後のアナタの職場での居心地を左右する。
できる人は、間違えた時に鮮やかに謝る。
カッコよく謝れることが、一流の大人である。
そして謝ってから、どうしてそうなったのか手短に事実を説明する。どうしたらリカバリーできるか全力で考え、上席に相談する。

ミスを見つからないようにごまかして、ドツボにはまるのが一番カッコ悪いし、それは、時として犯罪にもなりうる。
ミスは誰にでもある。まずは、ごまかさないで認めなければならないし、それができて初めて周りからも取引先からも信頼される社会人なる。

一番わかりやすい例が、2014年の旅行会社(業界最大JTB)の1社員が起こした事件。
発端は、高校の遠足のためのバス手配を失念したこと。失念したことに当時の担当営業社員は遠足直前に気が付いた。その時すぐに上司に報告・相談し、どっかからバスを用意すればよかったものを(天下のJTBならそれしきのことは絶対にできたはずだ。元ツアコンの私は自信をもって断言する。)
しかし、問題はそのミスを隠すためにやらかした当時社員が【生徒が自殺をほのめかす手紙】偽装して学校に持っていき、遠足を中止させようとしたこと。
この隠ぺいは、偽計業務妨害罪である。結果懲戒免職。
謝れなかった、説明できなかった、上司の力を借りられなかった。それが問題なのである。
当時は「職場に謝れない空気があったのも問題だ」いう記事があったけれど、そうではなく「謝る技術」がなかったことである。
それに、どんな鬼上司がいたとしても、カスタマーファーストのJTB。直前にそのミスを報告されたらそれ怒る前に、まずは支店一丸となってバスを手配することに集中したはず。怒っている暇なんかない。(社内の処分はそのあとの話。)なんで謝れなかったかな~。
JTBの正社員になるのは本当に大変だったろうに。謝れなかったために、それまでの努力とキャリアがゼロどころかマイナスとなり犯罪者となってしまった。

これから社会人になる人は、特に心がけてほしい。
たとえミスをしたとしても、(いや、誰でもミスは必ずする。)誠実に謝ることはアナタの魅力となり、武器になりえるということを。

#仕事の心がけ

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