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電話応対コンクールで入賞したいならやるべき超・基本事項とは

こんにちは。電話応対コンクール講師 あかり先生です。今回は本気で入賞を狙っている方のために、今からやるべき基本的なことをお伝えします。私自身も過去に入賞し、近年は講師として多くの方を入賞に導いてきた経験からお話しますよ!

問題を完璧に頭に入れる

スクリプトや応対そのものを考える前に、今年の問題を読み込んでよく理解し、とにかく丸暗記してしまうくらい完璧に頭に入れます。どんなカタログギフトがある? 支払い方法は? 配送にかかる日数は? 見積書の作り方は?……問題を見なくても回答できるほどに。その会社の社員であれば、主要な商品のことくらいは何も見なくても説明できるものですよね。それほど本気で「坂本」になりきるということです。これが、本番で臨機応変に対応できるかどうかの鍵を握ります。

一般的には、スクリプトを作ったりロープレをしたりしながら本番に向けて徐々に頭に入れていく人が多いでしょう。そこであなたが誰よりも早く問題を覚えてしまうことで、初手からライバルに差をつけることができます

過去の優勝者の応対を分析する

どんな応対が「良い応対」なのかがはっきりわからないまま練習を始めると、やがて方向性に迷って無駄な努力をしてしまいかねません。めざすべき姿を明確にしてから取り組むことで、ゴールまで最短で進むことが可能になります。本番までに与えられた時間は全員同じ。その時間をいかに効率よく使うかが、勝敗に影響してくるのです。

過去の優勝者の応対動画は下記のリンクから見ることができます。その年の問題と見比べながら、設定をどう解釈したのか? 模擬応対者とのやり取りは? どんな気遣いの言葉をかけている? など分析してみてください

計画を立てて練習をする

都道府県大会が開催されるのはだいたい10月頃。問題が発表される4月1日から数えて半年ほどですので時間は十分あるように感じられますが、仕事などで忙しくしていると意外とあっという間です。漫然と練習するのではなく、この半年を計画的に使って着実に入賞レベルまでスキルアップしましょう。

エリアにもよりますが、電話応対コンクールの本番までたいてい下記のようなスケジュールで進んでいきます。

1.チャレンジセミナー(4~5月頃)
電話応対コンクールの主催者である電信電話ユーザ協会が、エリアごとにセミナーを開催します。今年の問題に関する講師からのアドバイスが聞けるほか、エリアごとの傾向もつかめるチャンスとなりますので、出場者は必ず受講しましょう。チャレンジセミナーの他にもステップアップセミナーなどが設けられている場合もあります。

2.予選(6~9月頃)
都道府県大会への出場権をかけた予選。エリアの規模によって1次・2次予選があったり、予選がなかったりする場合がありますので、まず自分のエリアの予選の有無と日程をチェックしましょう。

また、自分のエリアの予選が「録音審査方式」と「集合方式」のどちらで行われるかの確認も重要です。録音審査方式では、応対を電話で行い、それを録音されたものが審査にかけられます。つまり応対している姿は審査員に見えませんので、自作のスクリプトを見ながら挑むことが可能です。集合方式とは会場に集まって一人ずつ応対を行うもので、自作のスクリプトを見ることはできません。

3.都道府県大会(10月頃)
予選を通過した人が都道府県大会に出場でき、上位者(1~数名)が全国大会に進出できます。形式は、どの都道府県大会も集合方式です。

まずは、自分が所属する支部(都道府県)の電信電話ユーザ協会のウェブサイトを見て、スケジュールを確認してください。例えば福岡県の方であれば「電信電話ユーザ協会福岡支部」のウェブサイト内にある「電話応対コンクール」のページを見ます。

すると、福岡県では下記のようなスケジュールになっていることがわかりました。

2024年度電話応対コンクールに向け、次のとおり「チャレンジセミナー(選手コース)」を開催いたします。
開催日時:2024年5月10日(金)
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◎2024年度電話応対コンクールスケジュール(予定)
1.一次予選会(リモート/録音審査方式)
競技録音実施期間:6月17日(月)~6月21日(金)
2.二次予選大会(集合方式)
・開催日:9月5日(木)
・場 所:福岡商工会議所 301会議室
3.福岡県大会(集合方式)
・開催日:10月8日(火)
・場 所:ANAクラウンプラザホテル福岡

https://www.pi.jtua.or.jp/fukuoka/event/#telephoning_contest

このスケジュールをもとに、練習計画の例を考えてみました。

5/10 チャレンジセミナーまでに
・問題を頭に入れる
・自分なりのスクリプトを書いてみる

5/10~5/20 スクリプト完成
・チャレンジセミナーでの学びをもとにスクリプトをブラッシュアップする

5/21~6/16 1次予選通過に向けて
・模擬応対者役の人についてもらい、さまざまなパターンのロープレを行う
・録音して聞き返し、話し方をレベルアップする
・スクリプトを見ながらでいいので、臨機応変かつ自然な応対ができるようになる

6/17~9/4 2次予選通過に向けて
・スクリプトをいっさい見ずに、問題だけを見てさまざまなパターンのロープレを行う
・7/末くらいまでには、スクリプトを見なくても安定してミスなく3分以内で応対できるようになる
・8月~2次予選までの期間でさらなるクオリティアップをめざす。声の出し方、間の取り方などの音声表現を磨く
・本番で緊張しないよう、職場の人に協力してもらい会議室に集まってもらい集合形式の予選のシミュレーションをする

9/5~10/7 県大会に向けて
・1日10分程度でいいので毎日ロープレをする
・苦手な部分にしぼって個人練習をする
・もしも変化球が来ても落ち着いて対応できるよう、イレギュラーなパターンのロープレもしておく
心身の調子を整える。声のコンディションを保つ。よく睡眠をとり、無理をしない

これはあくまでも例ですが、参考にしていただき自分なりの計画を立ててみてください。

電話応対コンクールに出場される企業さまを対象として、出張レッスンを行っております。講師は、自身もコンクール入賞経験があり、講師として多数の方を都道府県大会入賞・全国大会進出へ導いてきた北村朱里が務めます。
「初めての出場でどうしたらいいかわからない」「自分たちだけでは対策が難しい」「入賞したいのでプロの手を借りたい」という企業の方はぜひ!

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