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幸せだった頃のカメラロールに殺される


彼氏と喧嘩して心身が限界の中、
ある人のツイートが目に止まった。
世紀末👶🏻After重版感謝(@se1k1ma2_)さん

「カメラロールの私は幸せそう」

世紀末👶🏻After重版感謝
@se1k1ma2_ さんのツイートより
(画像クリックで元ツイートに飛べます)


先日、こちらのnote【付き合って半年だけど、彼氏との写真がない。】で書いた通り、私は彼氏に一緒に写真を撮りたいと言い出せなかった時期がある。
気恥ずかしいのもあるし、何より「自分ばかりがカップルっぽいことをしたがっている状態が虚しい」という感情があったから。

それでも勇気を出して、雰囲気の良かったデートの時に思い切って「写真撮ろうよ」と持ちかけた。彼はちょっと驚いた感じもあったけど、りりちゃんのiPhoneで撮ろーと言ってくれた。最終的に彼のiPhoneの方が最新だからそっちで撮ることにしたけど。

2人の写真が撮れて十分嬉しかったのに、彼は花畑をバックにして私のことも撮ってくれた。付き合って半年、やっと普通のカップルみたいになれて嬉しかった。

でも、先日、些細なすれ違いで私の感情が爆発した。つもりにつもって抑えていた感情が、彼のある振る舞いがトリガーになり一気に溢れ出した。
泣く私に彼は終始面倒くさそうで、話し合いらしきものはしたし、最後には雰囲気も良くなって帰っていったけど、私はずっと「死にたい」と漠然と思っていた。

小さなことを大きく捉えて、すぐに生き死にへと直結させてしまうのは私の悪い癖だ。でも、自分だけが彼との関係に躍起になっていること、気持ちを伝えても彼には悪い方に受け取られること、どんなに楽しく過ごせた時間も嘘だったのかと思うくらい彼が喧嘩中に辛辣なこと、その事実の全部が一気に私にのしかかってきて、精神が息をしていなかった。

そしてカメラロールの中で楽しそうに笑ってるふたりを見て、馬鹿みたいだと思った。どんなにカップルの真似事をしても、私と彼は価値観が違うし、彼と付き合い続ける限り何度でも私は涙を流す。話し合って建設的に関係を続けるような、私の理想の付き合い方は彼とではできない。

こんな感情になるならやっぱり写真も思い出もいらなかった。あのデートの最中に心臓が止まってくれれば良かった。

もっと言えば、
この世に生まれて3歳で父親の不倫が原因で家族がバラバラになった時に、どさくさに紛れて私も世界から消えられたら良かった。生まれのせいにしてもどうしようもないけれど、振り向いてくれない人に執着する私のこの厄介なパーソナリティは幼少期の父(および母)との関係性が深く関わっていると思う。家族がいなくなる怖さを知っているから、いないよりは、どんな彼氏でもそばに置いておきたい。他人から嫌われたってどうでもいいいけれど、「彼氏」というポジションの人に冷たくあしらわれたら私は見捨てられ不安で変になってしまう。

冒頭のツイートは今の自分には刺さり過ぎて目が涙で溺れた。


*でも、最後に少しの希望
引用リツイートの中で目に止まったものがあった。内容をざっくり要約して掲載させてもらう。

「死んでおけばよかった」と思うことはこの先もあるだろうけど、「あの時死ななくて良かった」と思える幸せもまたこの先にずっとあるといいな。

「あの時死ななくて良かった」と何度でも思うために、生まれは関係ないと言えるくらいの人生を歩むために、歯食いしばって生きてやる。

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