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[今年8本目]アニー・ホール

今年8本目の鑑賞はウディ・アレン監督の代表作「アニー・ホール」
1977年の作品です。

今年の映画鑑賞目標本数を80本に設定しているんですが、ちょっと遅れ気味なのかな・・・。1ヶ月に7本ペースなので、もうちょっと見ないとですね。

ウディ・アレンの映画は皆さんお好きですか? 僕はウディ・アレン結構好きな監督です。
おしゃれでコミカルで、って書いてしまえば簡単なんですけど、その「おしゃれさ」と「コミカルさ」がいちいち気が利いているというか・・・。ウディ・アレンという存在でなければ成立し得ないセンスだと、僕を含めみなさんが認めるところではないかと思います。

この「アニー・ホール」は、そんなウディ・アレンのキャリアにとって、超重要な1本と言える映画で、この作品によって初めてコメディアンから作家へと変貌したといえる作品です。

ダイアン・キートンの着こなしとかは今更言うまでもないですが(他のブログとかでもこの映画がファションに与えた影響は大量に言及されていますし)、トルーマン・カポーティにそっくりな人が・・・の下りでは、実は本人だったりとか。知的スノッブな感じが全く嫌味なく、自然すぎて素敵ですね。

舞台は主にニューヨークなんですけど、当時のニューヨークを「古くて汚い街」という側面じゃなく、ニューヨーカーが普段生活しているシーンを愛情を持って描いている部分も当時画期的だったとか。

ニューヨークにザ・カーライルっていう五つ星ホテルがあって、「カーライル ニューヨークが恋したホテル」っていうドキュメンタリーもあるんだけど、その中で毎週ウディ・アレンがバーにクラリネットを演奏しにくるっていう逸話が語られていて、なんかウディ・アレンとニューヨークという街との相思相愛ぶりを伝えるエピソードだなと印象深かった。

さらに、そのドキュメンタリーにはウェス・アンダーソンも出演していて「カーライル愛」を語っているんだけど、それがまた「ウディ・アレンがクラリネットを毎週演奏しにくる」という事実の意味をより深めているように感じましたね。

いやー、ほんと撮影から半世紀が過ぎようかという映画には思えないですねよね。おすすめなのでぜひ見てみてください。

何回観てもいい映画だと思います!

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