[デッキ紹介] Rebirth On Secret Eden
1. 初めに_自己紹介
初カキコです(死語)。燈員(とういん)と申します。
唐突ですが、皆さんは「ローズ・ドラゴン」というテーマをご存知ですか?
かの超名作アニメ、遊戯王5Dsのヒロインであり遊星の正妻である十六夜アキの操るエース、「ブラック・ローズ・ドラゴン」から連なるテーマです。
自分は今年20周年を迎える名作「ローゼンメイデン」のファンであることもあり、このテーマで様々なデッキを組んでいます。今回は、その中から1つのデッキを紹介させてください。
2. デッキレシピ
-1. デッキコンセプト
ご覧の通り、このデッキは下記の4テーマによって構成されています。
① ローズ・ドラゴン
② ヴァレット
③ カオス
④ 溟界
これらを組み合わせて、大型シンクロモンスターを並べながら戦っていくのですが、シンクロデッキの弱点である「除去された後のリカバリー」ができるようデッキを構築しました。
また、よく「ローズ・ドラゴン」デッキは一部のカードのみの採用が目立つのですが、全てのローズ・ドラゴンが活躍できるデッキを目指しました。
-2. デッキの主役
このデッキの主役は、薔薇乙女「ガーデン・ローズ・メイデン」と、nのフィールドたる「ブラック・ガーデン」です。
※nのフィールドが気になった方は「ローゼンメイデン」をぜひ(ダイマ)
彼女は特殊召喚時にデッキ・墓地から「ブラック・ガーデン」を手札に加える効果と、墓地から除外することで「ローズ・ドラゴン」かドラゴン族シンクロモンスターを蘇生することができます。
この素敵なお庭は、場の植物族を全て破壊しながら、破壊した植物の攻撃力の合計と同じモンスターを墓地から蘇生することができます。昔のカードなので蘇生効果にターン1はなく、この効果を1ターンに2回使うことで、大きなアドバンテージを狙います。
3. デッキの動かし方
-1. 初動
「ローズ・ドラゴン」は連続シンクロ召喚を武器とするテーマであり、後述する動きの中で☆8~☆10のシンクロが狙いやすいです。しかし、このテーマの明確な弱点として、核となるチューナー「レッドローズ・ドラゴン」へのアクセスが難しいことが挙げられます。
「水晶機巧 ハリファイバー」がいた頃は全く苦労しませんでしたが、禁止となった7月以降、この子の呼び出し方に頭を悩ませており、今回は「天球の聖刻印」を先攻でリリースすることにしました。
リリースするために採用したのが、かの有名な「溟界」ギミックです。
理想の動きは下図ですが、「天球の聖刻印」と「キングレムリン」が場に揃えば同じことができます。
この後は、「キングレムリン」に「旋壊のヴェスペネイト」を重ねつつ、レベル10シンクロか「クロスローズ・ドラゴン」かが選択肢となります。
「クロスローズ・ドラゴン」とした場合、サーチした「漆黒の薔薇の開華」の必要条件であるフィールド魔法も、幸い展開途中でサーチできているため、植物族であるローズトークンを生成しつつ、ペリアリスを次のスタンバイフェイズまで逃がすことができます。
それでもローズトークンが残っているため、クロスローズの発動条件は満たせることから、メイデンやシンクロ体のローズ・ドラゴンに繋げられます。
-2. ループギミック
このデッキのメインにもなる、「ブラック・ガーデン」を半永久的に使うループギミックです。これまではメイデンを蘇生することによって再度回収し、シンクロ素材に使う等が主な使い方でした。
しかし、メイデンが墓地にいなければならず、毎ターン除外から墓地に戻すことが必要で、除外して使用する墓地からの蘇生効果が使いにくかったのが事実です。
そこで自分のターンでは「混沌の創世神」で除外から、相手ターンでは「ブルーローズ・ドラゴン」を「ヴァレット・トレーサー」で破壊することによって墓地からそれぞれメイデンを特殊召喚し、お互いのターンで「ブラック・ガーデン」を回収しようと考えました。
そうすると次に考えるのは「混沌の創世神」の回収手段です。非常に強いカードですが、耐性はないため、簡単に除去されてしまいます。
ここで注目されるのがまたもや「天球の聖刻印」で、自身をリリースして発動する手札バウンス効果は、自分のカードも選ぶことができ、この効果によって常に「混沌の創世神」を手札に維持することができます。
後は「貪欲な壺」や「一撃必殺!居合ドロー」を用いて必要パーツだけを回収しつつ、粘り強く戦っていきます。
-3. フィニッシャー
ここまでだとただ粘り強く戦うだけで、火力が存在しません。「ブラック・ローズ・ドラゴン」での盤面破壊や、「カオス・ネフティス」による除外等、戦う手段は持っていますが、攻撃力は乏しいです。
そこで、ピーキーな効果故に中々使われない正統進化、「ブラッド・ローズ・ドラゴン」に焦点を当てました。お互いの墓地を全て除外することで、「トポロジック・ゼロヴォロス」の打点を大きく上げることができるため、出したターンには決着をつけるつもりで召喚する動きになります。
-4. 動き方のまとめ
このデッキの戦い方としては、ループギミックを使った動きで相手の攻撃に耐えながらリソースを削っていき、最後に「ブラッド・ローズ・ドラゴン」からの「トポロジック・ゼロヴォロス」で決着を狙うものになります。
このデッキは手数で相手盤面を捲ることを目指しており、これまで紹介した「ブラック・ローズ・ドラゴン」による全体破壊、「カオス・ネフティス」による対象除外の他にも、「月華竜ブラック・ローズ」の対象バウンスや「妖精伝姫-シラユキ」によるリバース等、様々な手段で越えていきます。
-5. その他の採用カードたち
「ホワイトローズ・ドラゴン」
ドラゴン族チューナーか植物族チューナーがいれば手札から特殊召喚できる他、召喚成功時に手札か墓地から他のローズ・ドラゴンを蘇生できます。
「ロクスローズ・ドラゴン」
ライトニング・オーバードライブで登場した最強新規カード。召喚、特殊召喚成功時に「ブラック・ローズ・ドラゴン」の名前が書いたカードがサーチできる他、墓地にいる状態で他の植物シンクロかローズ・ドラゴンが破壊されると手札に戻ることができます。
「薫り貴き薔薇の芽吹き」
手札、墓地から選んで「ローズ・ドラゴン」を蘇生する効果と、セット状態で破壊されると墓地、除外から「ブラック・ローズ・ドラゴン」かその名前が書いたモンスターを特殊召喚できます。
「PSYフレームロード・Ω」
自身の効果を使用した「クロスローズ・ドラゴン」を墓地に戻し、繰り返しローズ・ドラゴンたちを蘇生したり、「混沌領域」を墓地に戻すことでリソースを回復しながら蘇生することができます。
「天穹覇龍ドラゴアセンション」
手札の数×800の攻撃力で固定され、相手によって破壊され墓地へ送られるとシンクロ素材1組を墓地から蘇生できるため、完全耐性火力モンスターを打点で越えたり、倒されても盤面を残すので耐久に寄与してくれます。
4. 最後に_デッキ名とかいろいろ
いつもデッキを作った時、カテゴリ名をくっつけただけの名前を付けがちで、本来なら「カオスヴァレットローズ」とかになるところでした。
ただこうして文に起こす以上は少しはひねった名前が欲しいな~と思って、「ブラック・ガーデン」を旧約聖書の楽園「エデンの園」に見立て、そこで何度も乙女が蘇ることから、「Rebirth On Secret Eden」とし、イニシャルを取ると薔薇の英語となる「ROSE」になるようにしてみました。
また、このデッキは過去「バキューン決闘」さんの「構築に効く理屈」という企画でもアドバイスを頂いたものになります。ありがとうございました!
これからも色々ローズ・ドラゴンのデッキを組んでいくので、こういった記事も書いていってみたいと思います。
それ以外にもコンボデッキを自分なりに組んでいくので、オフ会等でお会いした時はぜひ遊んでください!!
最後の最後に、最近は社畜故出ることができてませんが、「謎の男子会」というチャンネルで動画もやってます。よければこっちも見てみてください。
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