ワッチャプリマジ! 第50話「キミがあたしにかけた魔法」感想・考察
まつりとみゃむのお別れ回。
プリマジでは貴重な日常回で、日常の中にあるマジを照らします。
そんな日常の風景の中描かれるまつりとみゃむの別れを見ていきます。
エピローグ
ユーフォリアレビューを経てそれぞれの和解のエピローグが描かれました。
道人と栄吉
いわうさんの笑顔が象徴的です。
仲が悪くてもお互い望んでいたものは実は一緒で、それぞれが半歩ずつ踏み出せば望んでいたものはすぐにそこにあった。なんていうのは現実にも往々にしてあるのではないでしょうか。
魔法界とオメガ
魔法界とオメガの関係は、部分的にはシンソフィアとタカラトミーアーツの意味を持つと思われます。
2人が手を取り合い支え合って未来を創っていく。
そんな誓いは、これからのプリティーシリーズの未来そのものへの誓いのようにも感じました。
阿智彦と道人
個人的にこのシーンはかなりお気に入りです。
向かい合うのではなく、それぞれ目の前にあることにマジで向き合う。
それぞれの方向を向く2人がその信頼関係を物語ります。
自分を信じ、周りを信じ、夢に向かって奇跡を願う。
青春は子供たちだけのものではないのだと、そう教えてくれます。
みゃむの”マジ”
前半パートでは、学校という子供たちに何気ない日常を照らしました。
何もない教室も特別な青春の1ページ。
それと同じように、みゃむとまつりにとっては二人で居ることが日常です。
そういった当たり前だったはずの日常の輝きが移ろい代わっていく夕暮れ時。
夕暮れの中のみゃむのマジワッチャパレード。
別れが辛く悲しいのはそれが大好きだからこそ。
「Lux Aeterna」では苦しみ、悲しみの象徴であった逆光ですが、それは同時に大好きの気持ちが与えてくれた”マジ”を色濃く映し出します。
プリティーマジック。
それは、大好きな気持ちがくれるマジ。
それは、大好きな気持ちがくれる魔法のような奇跡のステージ。
まつりとみゃむは別れてしまいますが、これはジェニファーをまつりたちが救ったように、今度はみゃむのまつりと再びプリマジをするという夢をマジを視聴者に支えて欲しいという願いが込められているような気がしました。
おわり
今回50話の完成度はホントに素晴らしく、感想・考察を書いてて言うのもあれですがあまり考察や感想を見て考えるよりも50話を見て感じたことをそのままを大切にして欲しいなと思いました。
私個人の感覚ではありますが、コンテも脚本も演出も声優さんの演技も、アニメ越しではありますがそこに込めた熱を確かに感じることができました。
プリマジのアニメは終盤やや不評な部分もあるようですが、この50話でこれだけ本気のマジな回が出てきたというのは、やはりそこに相応の想いを込めるだけのものがあるということです。
プリマジのアニメを改めて見直して、そこに込められたマジを探してみるのも良いのではないでしょうか。
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