ツアーの度に日本新発見


一昨日はアメリカからのご夫婦がゲストで、奥さんが弁護士/博物館の学芸員で日本の仏教彫刻を勉強していると言っていたので、通りがかりの仏具店へ。

仏具店のご主人は日本語で、ゲストは英語で話していたのに二人の話が盛り上がること!

不動明王が〜、阿弥陀如来が〜、といった単語が二人で分かり合えるので楽しそうに話してて私はただただ感心するばかり。

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今日はフランスで香りの調香士(パフューマー)をしていて、以前はデザイナーとして有名ブランドにもデザインを描いていた素敵な女性とその息子さんがゲスト。

錦市場で野菜の状態のわさびがあって、それを削るための鮫皮のおろし器を発見。鮫皮でわさびをすると香りがよく、まろやかに削れるらしい。ゲストがさっそく購入。知らなかった!

また仕事柄、香木のチップ状になったものを探していて、どこに行けば手に入るのか見当もつかなかったのでご主人が親切だった同じ仏具店へ。そうしたら探していたものがたくさんあって大喜び。よかった。

ちなみにそこは寺町通りの永松佛具店というところなのですが、一人で寺町通りを通るときに仏具店に入ることはまずないからゲストのおかげで知らない世界を知ったなぁと感謝。お店のご主人は仏教の歴史とか丁寧に説明してくれて、大事なポイントを英語でも説明してくれるのでありがたい。包丁の有次さんもスタッフの方が大事なポイントを英語で話してくれるので助かる。

やっぱり英語はペラペラ話さなくても、その商品やお店の押さえるべきポイントを(材質とか、どこで作られているとか、使い方とか)を単語単語だけでもいいから言ってくれると本当に助かるなぁと思う。そして今日のゲストがフランスの方だったので気づいたんだけど、お店のスタッフが Where are you from?って聞いて有次と、こんにゃく石鹸のお店ではちゃんとフランス語の説明書を渡してくれたり、コンビニのおじさんがThank youじゃなくてMerciって言ってくれたりフランス語対応をしてくれて感動。観光客が多すぎて、ちょっと仕事以外では行かなくていいなと思っている錦市場だけど、お客さんの多くが海外からの観光客なので対応も進化してるんだな、すごいなと思いました。

ちなみに今日のゲストもあとで屋久島に行くとか。海外からのゲストで屋久島とか高野山に行く人はけっこう多い。私はまだどちらも行ってないけど。。意外と日本人以上にディープな日本を体験している海外からの観光客は多いのかもしれない。私もこの仕事のおかげで日本を毎回新発見。おもしろい、ありがたいです :)

(2017年10月20日)

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