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短編小説の棚

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1話完結の短編小説を並べています。気になるタイトルがありましたら、手を伸ばしてみてください(*^^*)♪
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【短編小説】ズブロッカの男

水曜日。 今夜も彼はやってくるだろうか? カクテルグラスを拭きながら、「BAR BLUE」のオーナーバーテンダー大久保は考えていた。 あの「ズブロッカの男」のことを。 1 謎の男 ごく普通のサラリーマンだった大久保が、脱サラしてBARをオープンしたのは8年前のこと。オープン当初は「1年もったら盛大に祝ってやるよ」などと元同僚たちから嫌味たっぷりに笑われた。口下手な大久保は腹の中では奴らをぶん殴りながら、反論もせずヘラヘラと苦笑いを返していた。 月日は人を変化させ、環