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苦手なものの話。

年末年始なので京都に帰ってきている。
おいしいごはんと炬燵、のんびりした空間はとてもすき。

ただ、どうにも私はテレビが苦手らしい。
普段のひとり暮らしでは全く観ないのだけど
実家では起きてる間ずっとテレビが流れているのです。

観たくなくても流れていたらつい観てしまう。
映像を観ていたら みんなとの会話も減る。
集中できないから 作業も進まない。
ぜんぜん"イマココ"に生きられない。

目の前の人との時間を大切にできないツール
二大巨頭がテレビと携帯だと思うんですけどどうですか。

ちなみに携帯は その画面の向こうに誰かがいるから
仕方ない面もあるという持論を持っている人間です。

人生とは 現在をどれだけ生きられたか で
幸福度が変わるらしいよ。なんかの本で読んだ。


今話題の ペンキ画家SHOGENさんのお話でも

『2日前のお昼ごはんは何を食べた?』
という村長の質問にSHOGENさんは答えることができず

『2日前のお昼ごはんは たしかに僕たち家族と食べていたけれど、きっとSHOGENは 明日のことや過去のことを考えていたね。あなたの体は確かにそこにあったけれど "あなたはそこにいなかった"』
と村長に言われたという話をしていた。

刺さるぅ… 気づいたらいつもトリップしてますぅ……
ただでさえ "ここにいない人" なのに
テレビなんてあったらもうどうしたらいいんだ。
もうこの世のどこにも存在しない人になります。


そいえば 現代ってたった1日生きるだけで
江戸時代の一生分の情報量がはいってきちゃうらしいよ。

その上 ニュースでは暗い話ばかりしているし
バラエティもドラマも定期的に誰かが怒鳴る。
私の心臓はずっとどきどきしっぱなしで疲れてしまうのだ。

ハートフルで平和なものがすきなので
自分の意図しない感情の起伏がどうにもだめみたい。

そんなに刺激的で爆笑できる映像なんて見なくても
人と会話して 笑いあえた方がしあわせじゃないですか?
って思いながら テレビの流れる部屋で綴ってみるなど。

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