王子稲荷神社

王子稲荷神社は

関東の稲荷神社の総社です 

こちらも古い歴史があり

1640年頃から

関八州の狐が集まる神社

とされていて

あの歌川広重の浮世絵にも

王子稲荷神社 の狐たちが

描かれているそうです

有名な落語 

「王子の狐」などもあり

庶民に親しまれてきました

王子の狐という落語も

楽しいお話です

いつも人を化かす狐が

美人に変身しようと

する所を

通りがかりの男に見られ

「お玉ちゃん久しぶり、

そこで飯でも食わないかい」

狐は「上手く化けたわ」と喜び

「あら、熊さん久しぶり」

と話を合わせて

近くの茶屋へ

そこで、差しつ差されつ

どんどん飲まされて

ヘベレケになり

寝込んでしまいました

その時、男は勝手に

土産の卵焼きまで

頼んで

「勘定は女が払う」と

帰ってしまったのです

その後

店の者に起こされて

勘定を請求され

ビックリ！

男はとっくに帰った後

狐はビックリし過ぎて

耳もポロッ、尻尾も

ポロッと出てしまい

驚いた店の者に

追いかけ回され

ほうほうのていで

巣へ帰って行った

と言うお話です

騙すつもりが騙され

ショックで巣穴で寝ていると

昨日の男が友人に

「そりゃ酷いことをしたなあ、

狐は執念深いから怖いぞ」

と脅されて

やって来ました

巣穴の外で遊ぶ狐の子に

「昨夜は済まなかった

と詫びといてくれ」

と土産を

渡したので

「母ちゃん今、人間が来て

あやまっていったよ」

と男が置いていった

包みを差し出す 

母狐は中を除くと

美味しそうなお団子

「食べていい？」 

「駄目だよ、馬の糞かもしれない」

というお話です

王子稲荷神社では

 毎年大晦日に

各地から 

狐が大きな木の下で

装束を整え

皆で神社に詣でたと

いう伝説があります

1993年から

近隣の人達が

大晦日に集まり

狐のお面を被り

狐の装束をして

盛大な大晦日参りが

年中行事となっています  

大人も子供も狐になって

ゾロゾロ連れ立って

稲荷神社参りを

するのです

その様子は

テレビのニュースなどでも

良く映し出されていますので

ご存知の方も多いですよね？

コロナですが

キチンと対策をしながら

今年の大晦日も

狐まいりを

是非して欲しいです

愛を込めて…♪
優しい、自分の魂を褒めてあげましょう＾＾

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