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国際女性デーに考えること

今日は国際女性デーです。
ミモザの日としても知られていますね。

国際女性デーとはこういうことだそうです。

1904年、ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって1975年に3月8日を「国際女性デー(International Women’s Day)」として制定されました。「国際女性デー」は、すばらしい役割を担ってきた女性たちによってもたらされた勇気と決断を称える日です。
イタリアの「ミモザの日」は有名で、「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」とされ、女性に感謝を込めて、母親や妻、友人、会社の同僚などに愛や幸福の象徴でもあるミモザが贈られています。

https://happywoman.online/festa/iwd/
『HAPPY WOMAN』より

ミモザの花が好きなので、
「あー私もミモザの花欲しいなー」
くらいにしか思ってませんでしたが、
私たち女性にとっては大事な日だなと思いました。

ありがたいことに、
今までに男女差別というか、
男尊女卑のような経験をしたことがありません。

私の家は女系家族。
更に、父親が亭主関白でそれに母や娘は従う…
とは全く無縁の世界。笑

実家に関しては、
女三人(母私妹)の存在が大きすぎて
父親の存在は小さいものでした。笑

更に父方の祖母も産まれたときに既に亡くなっており、
母が嫁という立場でいる姿も見たこともありませんでした。

中高の部活も女子が強い吹奏楽部。
大学も女だらけの教育学専攻。
そしてそのまま学校教諭に。

体力面、仕事面でも男性教諭と同じことしていたし、
(学部や校種によって男女比が違い、
 私は女性が多い学校・学部ばかりでした)
もちろん給料も、残業時間も同じでした。

そういう場所で過ごしてきたので、
『女は男より〜だ。』とかいう話は、
あまり現実的ではないというか、
すごく遠いところにある話だと思っていました。


しかし、数年前に友人と仕事の話をしていたときのことです。
(※友人の主観が入っているかもです)

『えっ、残業そんなにするん?
 男の人は結構残業してるけど、
 周りの女の人でそんなに残業する人おらんけどなあ。
 学校の先生やから女の人でもするんかな?』


その時は研究校だったこともあり、
残業も20時21時までが当たり前でした。
遅い日は日付が変わる直前だったことも…
(17時定時…それ以降は無給です。
 物理的に時間が足りない仕事量でした。
 こういうのが当たり前になっている
 学校現場がおかしいと思いますが、
 その話はまた別のところで…)

そんな環境の中で過ごしてきた私にとって、
衝撃すぎる言葉でした。

『え?女の人やからって残業少ないとかあるん?』
『まず仕事量が違うし、貰ってる給料も違うしなー。』


その時に気づいたのです。

男性と女性で仕事が違う??
しかも女性の方が給料が低いって、
グラフだけの世界じゃないのか…
(当たり前)

もちろん、
子どものお迎えなどで残業ができない
という理由もあると思います。

でも子どものお迎えって
女性だけがするものじゃないですよね。

子どもが病気のときに休むのも女性?

こういうことが積み重なって、
女性の働きにくさが増し、
社会進出の難しさに繋がるんだろうなと思います。

私が務めていた学校では、
子どものお迎えや、病気時の欠席は、
男の先生でも取っていたし、
更に育休も取得していましたが、
特にみんな何も言わずでした。

そういう点は理解が進んでいるのかなと思います。


実際にその立場になってみて
初めて気づく部分がたくさんあります。

独身で働いているときは、
男女格差なんて感じたこともありませんでした。
しかし、現在母親になってみて、
男女の役割分担について考えることが増えました。


働く女性が増えてきた今、
社会全体の認識も変わっていくことが
必要とされている気がします。

女性が生きやすい世の中になるように、
そして男性も生きやすい世の中になるように。

そんな世の中になれば、
大人も子どもも過ごしやすい世界に近づくのではないかと思います。

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