なんてことのない話

こんにちは。モリシタです。

梅の季節が始まりましたね。梅仕事って、どうしてあんなに心がウキウキするんだろう。「漬けなくちゃ！」みたいな衝動に駆られるのもなんでだろう。日本人の本能かしら。

幼い頃、母が毎年庭で梅干しを干していても、なーんの興味も湧かなかったのに、これが大人になるということだろうか。こういう手仕事ひとつひとつ、受け継いで伝承していきたいと体の内側から声がする。

と言いながら、今年は漬けない、と決めています。なぜなら、去年漬けたものがまだ大量にあるから（笑）　私の場合、漬ける作業が最高に楽しくて、そのあとは急速に興味を失って熱量が冷めるんです。自分でも不思議。梅酒も、梅シロップも、数年前につけた梅干しも、だからまだあるのだ。渋滞しています。

そういうわけで、今年は漬けない、と決めているんだけれども、1年熟成の梅シロップを今しがた水で割って飲んだら、これまた美味しくて、こんなに美味しいんだったら、また漬けようかなぁ。とか思ってしまっている。今年は、猛暑だとか噂で聞くし、梅干しも欠かせないよなぁとか。

心は常に行ったり来たり。ふらふら。

しかし私は今年、プロがつけた、酸っぱすぎないほんのり柔らかい梅干しが食べたいのです。なんでだろう。理由はわからないけれど、食べたい梅干しのフォルムまでイメージできている。体がそう言っているので、それに従いたいと思う。

身の丈と、体の声にあった暮らしを、今日も地味にコツコツと。

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新しくオンラインお灸教室を始めるにあたり、友達に相談に乗ってもらった。１人で考えていても、同じところをぐるぐる回るだけなので、的確に指摘してくれる友人の存在はありがたい。

私は欲張りなので、あの人にもこの人にも、とか、あれもこれも、とか風呂敷を広げすぎて、結局核の部分がボヤけがち。そして、自分に課しすぎ。これからは、自分を苦しめないことがとても大事。何をするにしても。と思う。

できることをできるなりに、できる方法で。そして、心がワクワクする内容で！

自分の核にあるのは何なのか、コロナがやってきてからずっと考えている気がする。