鬼滅の刃最終回について思うこと
ネタバレ含みますので注意
最終回が掲載されてから知ったかぶりで話すのも恥ずかしいのですが、1週前から最終回になるのではないかと予想していました。
根拠というほどではないですが、なぜそう思ったかというと
1、話の展開が区切るか無理矢理作るしかない
妹が人間に戻り、主人公は鬼化を拒み、敵も倒してハッピーエンド、無理に続けるなら新しい展開を考えないといけない
2、現代へ…というあおり
これも現代を生きる子孫のハッピーエンドを書いて終わるか、子孫が新たな敵と戦う展開をするかのどちらかで予想していました。
3、次回センターカラー
最終回はセンターカラーであることがほとんどです。最終回だからといって巻頭カラーになることは稀です。これは他作品も同様です。終わる作品より、これから始まる作品のためと聞いた覚えがあります。
4、コミックス発売日決定の早さ
現在最新刊が20巻まで出ていますが、23巻まで特装版の予約が出来る状況です。連載終了が決まってからの鬼灯の冷徹みたいだな(全く関係ないと思いますが)と思っていました。
最終回でした
正直、もったいないと思ってしまいますよね。人気絶頂で終わることになりますから。
話の展開も終わりかたとしては綺麗ですが、読者としては後日談のような話をもっと読みたいと思いますし、蛇足とわかりつつも描いて良かったのではないかと思います。憶測で話して失礼極まりないのですが、描きたくなかった?または早く終わらせたかった?とも考えられます。爆発的に売れて、一番とまどったのは作者でしょうし…編集部側も引き延ばしを検討してもらうよう打診はしたのではと思います。(私が編集部だったらという憶測です)
アニメの中盤~終盤からちょこちょことコミックスが売れ始めましたが、それまではそこまで注目度の高くない作品でしたからね…
最終回では色々な情報が読み取れますが、もうちょっと鬼滅の世界観を見ていたかったので現代編でもう少し描いて欲しかったです…二次創作が捗りそうな展開で終わってしまいましたね。
伝説になった鬼滅の刃
漫画を普段からたくさん読みますが、こんなに人気絶頂で終わる漫画を他に知りません(あったらすみません)それだけに惜しいと勝手に思ってしまうし、いらない邪推もしてしまいます。人気があるということは作者にとって負担になることもあると思います。鬼滅の刃は話としては失礼ですが凡庸です。ただ、私はそれが良いと思って読んでいました。キャラクターも和モチーフも好きでしたし。
人気があるから読みたいと思い、読んだ人の感想で「そこまで人気が出るほど面白いと思わない」といった的はずれなものをよく見かけます。(この手の感想嫌いです)
世の中にはなぜそこまで人気があるのか、ブームになったのか、わからないものがたくさんあります。例えばたまごっちやだんご三兄弟、妖怪ウォッチなど、ブームになった理由を説明できますか?
私が思うに…ですが
理由のひとつにみんな良い、面白いというから自分も…というパターン(学校などで話題に乗り遅れたくない、とか)みんな持ってるから欲しい、でも売ってないので何がなんでも探して買う、というもの(転売に目をつけられやすい)があると思います。
おもちゃ系は特に顕著ですね。
鬼滅の刃は途中までアニメ化されているので続きが気になって買った人も多いかもしれません。
兎も角、異常な売れ方でした。
番外編やグッズ展開などは続きますが、いち早く終わってしまった本編をもっと読んでいたかったな、というのが最終回の感想でした。完結、おめでたいことなのですが、喜べないのは不思議な感じです。
打ちきりでもないのに無理に畳みにいっている感じが何故か少し悲しかったのでした。
乱文失礼致しました。