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*家庭菜園たがやしマガジン

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家庭菜園のコツや種の事、自然農の田畑で起こる不思議な出来事をまとめていきます。 皆様の菜園LIFEの参考になれば幸いです(''ω'')ノ
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#自然農

*さぁ、種採りしましょうか。

私の種採りバイブル、「岩崎さんちの種子採り家庭菜園」 今は残念ながら、販売されていないようである。 野菜にまつわるエッセイや、種採り方法、 栽培歴などが載っており、 初心者だった頃の私はこの本を読んで 種採りの意欲を沸かせたものである。 種採り、と言っても野菜を放ったらかしにしていたら 種ができるというわけでもなく、 ちゃんと種を採る時期というものがあって、 横着な私はよく失敗をする。 適期に採れなかった種は、 鞘が弾けて中の種が飛んでしまっていたり、 雨に当たってカビ

野菜達に聞いてみよう!気にするべきなの!?畑の連作障害

連作障害とは、同じ場所で、何年も同じ作物を育てていると、 その作物に必要な養分がだんだんなくなり、育たなくなる、 という現象のことをいう。 だから、毎年なるべく去年とは違う場所に作物を植えるように気をつけるのだ。 淡路島の慣行農業を見ていると、毎年同じ畑で、 一年を通して米、レタス、玉葱、と繰り返し繰り返し隙間なく作っていくのだが、 科学肥料や牛糞をたっぷりとすき込んでいるから、養分という点では問題ないのだろうか。 自然農では、特に肥料をたくさん入れる訳ではないので、

*種採り不要の野菜たち

畑で育てる野菜の種は、自家採取するか、固定種の種を購入するのだが、 毎年種を買うのは、そこそこお金がかかる。 固定種や在来種の種は一袋300円ほどするので、なるべく種を採るようにしている。 なるべくなら全て自家採取したいけれど 鳥に食べられてぜーんぶ無くなっていたり、 明日採ろうと思っていたら、全て弾け飛んでいたりΣ(・ω・ノ)ノ! 雨が降ってカビてたり、 種が採れるまで上手く育たなかったり・・して途絶えてしまう事がある。 自然界はキビシイのだ・・! アブラナ科 アブラ

*虫の仕業

畑をよく見渡すと、そこには様々な虫がいる。 あまり虫の事に詳しくはないけれど、やはり野菜や米に付く虫は気になるものだ。 例えば、アブラムシ、カメムシ、ウリバエ、ウンカ、モンシロチョウの幼虫、虫ではないけれど、ナメクジ(じゃああれは何なの?)など、野菜の苗をムシャムシャ食べ尽くしたり、米を枯らしてしまう虫達だ。 ウチの畑や田んぼにもこれらの虫が大量発生したが、殺虫剤を撒くでもなく、殺すという事をしたことはない。 彼らを観察してみると、面白い習性が見えてくる。 カメムシ

*苗半作!夏野菜の苗作り

そろそろ夏野菜の種を蒔く時期がやって来た。 ウチの畑は自然農なので、本来なら畑に苗床を作り、そこに種を蒔き、 本葉が出てきたら定植する、というやりかたなのだが、 この時期は虫さんたちも活動し始める時期で、 種が発芽してもすぐに食べられてしまう事が多いため、 ポット苗を作って移植するという方法で育てる事にしている。 ポット苗である程度の大きさに育った苗は、虫も好んで食べに来ない。 やっぱり双葉の若くて柔らかい葉が好きなのだろう。 毎日の水やりという仕事は増えてしまうが、 虫

*愛してやまない、雑草と呼ばれる草花たち

春の畑は雑草と呼ばれる草花が一斉に咲き始め、 春の訪れを知らせてくれる。 私はこの時期が大好きで、自然に生えてくる雑草の花に見とれ、 幸せを感じ、のほほんと畑を眺めている。 が、それもつかの間、 4月に入るとそれらの草花は背丈をガンガン伸ばし始め、 私が植えた野菜やハーブはどこに植えたか探さないと分からないほどになってくる。 焦って草を採り始めるのだが、一雨降るごとに草は成長し、 その生命力に敗北するのだ。 とはいえ、この時期の草花は、4月に花を咲かせ、 種をつけて枯れ

*野生と化した野菜たち

耕さない自然農をしていると、野菜の種が自然に落ち、自分で勝手に発芽し始める。 種はなるべく自家採取し、取れなかったものなどは固定種の種を購入している。 自家採取と言っても、簡単に取れるものとそうでないものがある。 大根の種など簡単にできるが、ふと気づくと鳥に全て食べられていたり、 からし菜の種を取ろうと見てみると、すでに弾けてばら撒かれていたりする。 きゅうりはお腹を裂いてみると、母体の中ですでに発芽していた(;・∀・) 黄色の花が咲くアブラナ科の野菜達(小松菜、ブ

*一粒万倍・誰もが豊かになれるもの

畑の作物の収穫よりも、種を採ることを優先してきた。 おかしな人だと思われるかもしれないが、 なぜだかそうしてしまうのだ。 種がないと、次がない。 なければ買えばいい。売っているのだから。 それもちゃんと分かっちゃいるけど、辞められない。 自分でも呆れるのだけれど、性というのはこのことか・・と諦めている。 けれど、お陰で大種持ちになった私は有り余るほどの種を持ち、 それを畑に花咲か爺さんのごとく蒔き散らかすのだ! しかし実際そんなにたくさんの種があったところで、 使い切る