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【あかっぱのブラジル協力隊活動記】Vol.43

こんばんは、あかっぱです(^^♪

今日は、いきなりですが、こんな問題を。


問題:マリオとドンキーコングが1つしかないバナナを取り合って討論していました。そこで、ピーチ姫はある提案をして、2人は喜んで帰っていきました。さて、ピーチ姫はどんな提案をしたのでしょうか?



知っている人もいるかもしれませんね。

僕は今日、オンラインで受けているセミナーの中でこの話を初めて聞きました。

さて、皆さんならどんな答えを思い浮かべるでしょうか?


結論的には

マリオとドンキーコングの二人の事情を聴いたところ、
「マリオはマリオカートのためのバナナの皮が欲しい、ドンキーコングはバナナの中身が欲しい」
ということだったので、それぞれが欲しいバナナの部分をあげた


というのがその時の答えでした。

正直、それが唯一の答えがどうか議論の余地があると思いますが、そんなことは全く問題ではなくて、

自分はこの問題がめちゃくちゃ「協力隊やん!」(関西でもないのに)って思ったんです!

ここでピーチ姫が「喧嘩なんてやめて!」って言っても二人は喧嘩はやめても、もやもやは晴れないと思うんですよね。

ピーチ姫にまず、「マリオとドンキーコングはなんでバナナんが欲しいんだろう」って視点があったから、結果的にそれぞれのバナナが欲しい理由が違うことに気づけたわけで。

そういうことって、協力隊でも同じで

「私はこういうもので、これをやっていて、これってめちゃくちゃ大事なことなんでみんなでやりましょう!!!」

って言っても、人ってついてこないと思うんですよね。

訓練所での講座で、くどいくらいに言われている

「現地の人の目線」

これって、ピーチ姫のやったことにすごく近いなって。


そして、もう一つ。

この問題を見たときに自分の中で勝手に

「バナナ=食べるもの」

ってイメージがあったんです。

でも、事実は違っていたわけで。(まあ、実際はこんなきれいに行くとは限らないわけですが)

僕自身の中にある常識や固定概念が、行動の邪魔をするってすごくあるなって思ったんです。

なので、

① 相手の事情を聴くこと(相手に興味関心を持つこと)
② 自分の中の常識や固定概念にとらわれないこと

これが、協力隊の活動として、もっと言えば、人と何かをしていくうえでめちゃくちゃ大事なことだなって思ったんです。



さらにさらに、これって日頃の生活の中にめちゃくちゃあるなって。

今日も実は友達と週末の予定をどうしようかって相談したときに、自分のやりたいことと、友達のやりたいことのすり合わせまでできなかったんです。

そうした、意見の押し付けでもなくて、逆の自分がただ「YES」というだけの同意ではなくて、相手も自分もメリットや思いがすりあわされている「合意」ができることって、同じく、協力隊としてだけじゃなくて、人生で、自分の想いを形にするために、めちゃくちゃ大事な力だと思うんです。

だからこそ、「現地で必要な力だから、現地で身につけよう」ではなくて、日々の生活の中で他者とかかわる中で、大事にしていこうって思いました。





最後までお読みいただきありがとうございました。


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