明晰夢を彷徨う(変な夢の話)
皆さんは夢の中で
「あ、これ、夢の中だ。」
と理解して夢を見たことはありますか?
私はたまにあります。
何故か年を追うごとに増えてます。
そういう夢は「明晰夢」と言うらしい。
めいせきむ。
身体は寝てるのに脳は起きてる状態。
とのこと。
これは今日見た夢の話。
全部本当で、全部嘘の話。
ーーー
ーー
ー
ここ1ヶ月以上23時より前に家に帰ってない。
しごととか、あそびとか、つくることとか、
とにかく毎日何かが押し寄せる。
働くに関してはもがきながら進んでいるようで、
エネルギーを使う。
今日はとても眠かった。
少し昼寝をしよう。と思ってうとうとしていた。
たしか玄関に荷物が届いていたなと思って
玄関を見に行くと荷物の不在票が届いていた。
少しすると友人が起こしてくれて、
どうやら熊本の従兄弟とおじさんが来てるらしいと教えてくれた。
突然の訪問に驚いてわたわたしていると
なんだかみんなも忙しそうだった。
おじさんがアサヒ荘の居間の引き戸を外して
広い空間を作ろうとしていた。
人が奥に集まっているようだったので見に行くと
私の葬式が行われていた。
「ああ、夢か。」と気づく。
どうやら死んだ私と頭を働かせて動ける私がいるようだ。
夢の中の数人からは動ける私(霊のような扱い)
の姿も見えているらしい。
話しかけてみると何か反応している。
私の声は聞こえるらしいが、みんなが何を言っているか私にはわからなかった。
聞こえるのは現実世界で(たぶん)流れている
70年代のジャズスイングだけだったように記憶している。
家族や友人、大切な人たちが泣いているだろうなと思うと心が苦しくなって探したいような探したくないような気持ちになった。
夢であれ悲しむ姿を見るのは苦しい。
夢なので覚めて欲しいと思い、目を閉じて意識を遠くに飛ばす。
夢から現実へ私を引き戻そうとした。
ふわっとした感覚がやってくる。
ーーー
ーー
ー
目を開けたらよくわからないところにいた。
「現実に戻れなかった。」と理解した。
少し歩き回ってみる、よくわからない場所だった。
高校の友人がいたので話しかけるが、
先ほどと同じように、相手から見えているようだが相手が何を言っているかわからなかった。
私はなんて話しかけたんだっけな、忘れてしまった。
学校のようなよくわからない建物の中だった。
周りには知らない人たちがたくさんいた。
時折現実のように、時折漫画のように、
自分が二次元を見ているのか三次元にいるのか、
はたまた四次元を彷徨っているのかわからなかった。
現実に戻りたいと思ってもう一度意識を飛ばす。
ーーー
ーー
ー
また戻れなかった。
その後2回試したけど、目を開けても現実に居なかった。
あまりにも戻れなかったので、本当に死んだ、と思った。
死んだ後に夢を見てるような気がしてきた。
そういえば玄関にいってから記憶がないので
眠すぎて倒れて頭を打って死んだのかと思った。
そうか、死んだか。と。
そう思うとせめて家族と大事な人には
声をかけたいと思って探し始めた。
相手がどこにいるかわからないし、
自分もどこにいるのかわからない。
アサヒ荘にたどり着いた。
見覚えのある姿を見つける。
やっと見つけた、と思って話しかけた。
「あのね、私死んだかも知れんくて、、、」
と話しているうちに、
何故か相手の顔がだんだん変わっていった。
怖くなり、
「あなたは私の探している人じゃない」
と言って
逃げるように別の場所に移動した。
走って彷徨っていると、コンビニがあったので入ってみた。
売っている棚を見ていると、ハンバーガーの賞味期限が1998年だった。
よくよく周りを見るとなんだか時代を感じるような服装をしていた(1998年は3歳なので記憶はないけど)、そんな気がする。
ああ、死んだら生きた時代を逆行するのか、と、謎に冷静な判断をしたのを覚えている。
1995年までいったらこの夢は終わる?
その時は魂も死んでしまって、記憶もなくなって天国にいくのかなと、ぼんやりとおもった。
もっとみんなに感謝を伝えたらよかったなあと後悔した。まだあれもやりたいしこれも終わってないし、死ぬわけにはいかなかったんだけどなあと少し悲しくなった。
またみんなを探そう、と思い歩き出そうとしたその時。
ふわっとした感覚。
意識が飛んでいきそうになる。
やばい、このままだと、1995年に戻ってしまう、、、!
戻ったらもう終わってしまう!!!!!
本当に死ぬのか、、、。
ー
ーー
ーーー
とおもって目を開けたら
そこには見慣れた天井があった。
私は居間で寝ていた。
「死んでなかった!!!!!!!!」
と思い飛び起きた。
死んでない。
私は生きていた。
まだ生きてた。
良かった。
と、純粋に思った。
とりあえず起きて、生きていることを確認して、水を飲んで、落ち着いた。
玄関に行くと荷物は不在票なんかではなく、
ちゃんと届いていた。
ー
ーー
ーーー
という、変な夢の話でした。
こんなに記憶に残っているかつ、夢だと認識して見る夢もなかなかないので記録しておこうかなと。
なんでこんな夢を見たのかはわからないけど
どうやら死ぬ夢は縁起がいいらしい。
それならいいか、生きてるし。
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