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肉は生で食べた方が栄養素的にいいのか?

野菜は生で食べた方が栄養素的にはいいとよく聞きます。
そんな記事も書きました。

何でも生の方がいいのでしょうか?

魚はどうなんでしょう?
焼き魚より刺身の方が栄養素的にいいのでしょうか?

一般的には、焼くことで脂が落ちるので、焼き魚のほうがカロリーは低くなります。
しかし、カロリーだけでなく、注目してほしいのはオメガ3脂肪酸とも呼ばれるDHAやEPAです。

DHAやEPAは、体内で合成できず、食物から摂取する必要がある必須脂肪酸の一種です。臓器の細胞膜を守ってくれる働きがあります。
DHAやEPAは、酸化しやすいので、火を通さずに食べるのがベストです。
焼くことでせっかくの“良質な油”が落ちてしまいますので、できれば生で食べた方がいいです。
つまり、栄養的には生の方がいいということです。

では、肉も生で食べた方が栄養素的にはいいのでしょうか?

肉を生で食べると、栄養素の損失が少なくなるというメリットがあります。例えば、肉に含まれるビタミンB1やB2などの水溶性ビタミンは、加熱すると水に溶け出したり、熱によって分解されたりします。
また、肉に含まれるタンパク質やアミノ酸も、加熱すると変性したり、消化吸収が悪くなったりします。

しかし、肉を生で食べるということには、デメリットが大きいです。
肉には、カンピロバクター、サルモネラ、腸管出血性大腸菌(O157など)、E型肝炎ウイルスなどの病原体や寄生虫が付着している可能性があります 。

魚にも病原体や寄生虫が付着している可能性がありますので、生で食べる場合は常に注意が必要ですが、肉は病原体や寄生虫が付着している可能性が高く、感染力も強いことが多いですので、生で食べる場合は危険です。
そして、少量でも重篤な食中毒や感染症を引き起こすことがあります 。

つまり、肉を生で食べるということは、栄養的にはいいかもしれませんが、衛生的には危険過ぎです。

じゃあ肉は生では食べられないということでしょうか?

諦めるのはまだ早いです。

肉には、カンピロバクター、サルモネラ、腸管出血性大腸菌(O157など)、E型肝炎ウイルスなどの病原体や寄生虫が付着しているということですが。
だったらこれに耐えられる体作りをしてみたいいのではないのでしょうか?

免疫力を高めることです。
免疫力とは、体を守る機能のことで、免疫細胞が異物を攻撃したり、抗体を作ったりすることで、病気を防いだり治したりします。

免疫力を高める方法は以下のとおりです。

  • 代謝・体温を上げる:代謝や体温が上がると、免疫細胞が増えて活発化します。運動や入浴などで汗をかくことで、体温を上げましょう。

  • 質の良い睡眠をとる:睡眠中は免疫細胞が活発になります。また、睡眠不足はストレスにもなります。毎日同じ時間に寝て起きるようにしましょう。

  • よく笑う:笑うと副交感神経が優位になってリラックスできます。また、笑うとIgA抗体という免疫物質が増えます。楽しいことや面白いことを見つけて笑いましょう。

よって、質のいい睡眠が取れた時、お風呂入って汗を流して、笑いながら、生肉を食べれば大丈夫ということです。
※個人の感想です
※自己責任でお願いします


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