初めて落語の口上を見ました
真打になられた春風亭昇也の記念公演に出させてもらいまして。
その際、扇子をいただきました。
出囃子がなり出てきたら、これを客席で振って「キャー、昇也」と言えばいいのでしょうか?
真打お披露目会に出たことがなかったので、貴重な体験をさせてもらいました。
ただ漫才やるのが久しぶりで、緊張がありました。
そして島田秀平さんが最初出てきて、大きく手を広げたところ、僕の顔にその手が当たりまして、僕のメガネがズレるという事件が勃発しました。
なんとも言えない空気になりました。
久しぶりの漫才なので距離感が掴めなかったのか。
しかし、そこから盛り返し、良い感じで終わりました。
よかったと思います。
今、こうして振り返ってnoteを書いているわけですが。
ちょっと待てよ。
久しぶりの漫才だから、距離感が掴めないのでしょうか?
隣りに人がいることは見ればわかることで。
ただ単にアイツの距離感がバカなだけではないか?
久しぶりの漫才は関係なくない?
体操隊形に開いているわけじゃないんだから、手を伸ばせば人に当たるなんてわかるだろ。
そう思うと腹が立ってきました。
腹が立ってくると、あそこのあの部分のツッコミが早かったことも腹が立ってきました。
しかし今回はおめでたいことなのでグッとこらえましょう。
僕は初めて『口上』というものを客席から見ました。
どんちょうが上がり、落語家の方が横一列になって並んでいます。
真打になった人が真ん中にいて、その周りに師匠などがいます。
そして師匠たちが、真打になった人を、上手い具合にあーだーこーだ言ってくれます。
最後にこの真打をお客さんどうぞよろしくお願いしますと言い、幕が降ります。
そうです。この口上というのは、主役の真打は一切喋りません。
師匠たちが持ち上げてくれます。
見ていて、いいシステムだなと思いました。
すごい応援したくなるなーと思いました。
自分じゃなく、人が自分のことを言ってくれるのって愛が感じられていいなーと。
そんなわけでみなさん。
僕のことをいっぱい褒め言いふらして下さい。
僕は黙っていますので。
よろしくお願いします。
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