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時間の無駄をゼロにして、読書量を十倍に増やす方法

普段の仕事や雑事、買い物、移動……そういった物事の中で「ああ、時間が惜しい」「もっと有効に使えたら……」と思っている人はたくさんいるでしょう。

以前の私もそうでして、やらなきゃいけないことをしているときに「もっとこの時間で色々出来たんじゃないかなあ」と後悔のような、ため息のような、鬱々とした感情が湧いてくることがしばしばありました。

しかし今ではそういったことはほとんどなくなり、いつでも時間を無駄にしていない感覚のまま過ごせています。

タイトルにもあるように「オーディオブック」でその悩みは吹き飛びます。

今ではほとんどの方がAmazonのaudibleを知っていると思います。

私も普段から猛烈に利用していまして、他にもオーディオブックというアプリ(名前そのまんまですね)や、AmazonのkindleをiPhoneで読み上げも利用しています。

これを普段使いすることで人生の無駄な時間のほとんどが消えてなくなります。

今日の一日を思い出してほしいのですが、その一日の中で耳が暇であった時間はどれくらいあったでしょうか?

恐らく大半の人の耳は退屈しているか、あるいは使っていても音楽や不必要な動画ではないでしょうか。

もしそうであれば、そしてその無駄を有用な時間へ変えたいのであれば、オーディオブックを利用することを激しくお勧めします。

どうしてそこまでお勧めするのかと言えば、何度も書いているように時間の無駄を完全になくすことが可能になるからです。

考えてみてください。

もし歩いているとき、駅の中、食器洗い、掃除や買い物、車の中、電車の中、朝起きてから家を出るまでの準備の時間、家に帰ってから寝るまでの時間、お風呂の時間……すべてが読書時間に変えられるとすれば最高ではないでしょうか? それがまさしく可能なのがオーディオブック、音声読書なのです。

オーディオブックの利点はそれだけではありません。いくかご紹介します。

⓵倍速で聞ける。

audibleなら3.5倍、オーディオブックアプリならなんと四倍! iPhoneのkindle読み上げも四倍まで可能です。

これがどれくらいすごいのか。それは通常なら12時間かかる本も四倍なら三時間で済むということです。

そんな速度で聞けないよ! という方も安心してください。必ずなれます。びっくりするくらい慣れるんですね、これが。

しかもですね、倍速による音声は通常よりも前頭葉が活発になって理解力が高まることがわかっています。つまり倍速は時間の圧倒的な短縮となって、さらに理解力まで上がるのでいいことしかないのです。すごいですよね。

もちろん最初は二倍とかからはじめるのがベターだと思いますが、物足りなくなってすぐに三倍くらいに設定してしまうと思いますよ。そもそも朗読ってかなりゆっくりなので通常だと遅すぎるんですよね。

私は基本は三倍で聞いて、二度目のときは四倍とかにします。小説で情景をゆっくり頭に入れたいときなんかは二倍くらいにすることもあります。頭がぼうっとしているときや寝起きのときもゆっくりにしたりします。

一日の無駄な時間や耳の空き時間を調べると大抵三時間はある方が大半だと思います。本も十時間を超える作品は多くないので、大抵三倍速なら三時間程度で聞くことができます。

⓶疲れてやる気のないときも、ひとまず読書が進む。

能動的に本を読もうとしても難しいときがあります。そういうときにとりあえず流しておくと、気づけば内容を追っていることに気づきます。もし仮に聞き流していても付箋をつける機能がありますし、なんども聞き直せますので安心です。

⓷分厚くて読む気が起きないけれど、でも読んでおきたい本を読むのに最も適している。

人生の中でどうしても読んでおきたいのに読めない本ってあります。作者の文章が頭に入ってこないような、相性の悪いこともあります。そういうときは音声で聞いてみてください。するする頭に入ってきます。

⓸小説などの情景を頭に浮かべる本はオーディオブックに非常に相性がいい。

基本的にナレーターはプロの声優などですので、非常にうまいです。アニメが好きな人は自分の好きな声優を探して聞いてみるのもいいですね。その声優の演技を何時間も聞くことができます。ところどころラジオドラマのように動作音なども入ることがあるので情景が浮かんできて、個人的には「あれ、今映画見てたっけ……」と錯覚するくらい入り込んだことがありました。ホラー小説なんかは恐らくオーディオブックが最も怖く感じます。

⓹勉強したい内容や学生は必ずオーディオブックを利用しよう!

世界史や日本史、古典文学などはかなり豊富に作品がそろえられており、勉強に最適です。山川の世界史日本史もあります。もしこれを一年のときから聞き流して三年までに十回くらい聞けたらかなりマークシートの点数は上がると思います。他の教科のものもありますし、iPhoneの読み上げを利用するとさらにその効率は跳ね上がります。

⓺iPhoneのkindle、自己流メモの読み上げを必ず利用すべし!

iPhoneには読み上げ機能があります。これを利用するとkindleが読み上げられます。機械が読むので読み間違えは多少ありますがそこまで気にすることはありません。また、機械音声で頭に入らないというのは思い込みで、実は人間の朗読と機械音声の読み上げによる理解力にはあまり差がないことが実験でわかっているそうです。なので、コスパを考えれば明らかにkindle読み上げが最強です。小説も実用書もすべていけます。ただ図が多いものは無理なので、基本的に文字が中心のものに限りますけどね……。

また自分でメモを書いて、それを読み上げる手法もあります。例えば世界史の一問一答などで躓いたところだけを何度も繰り返し聞きたいときはメモアプリに書き込んだものを読み上げることができます。私は手動で大量に入力するのは大変なので音声入力を使って一気に必要な分を入力し、誤字だけを直して自分だけの読み上げノートを作ります。そしてそれを例えば朝や寝る前などに聞くようにするといい感じですよ。

ざっと書きましたが、これ以外にも利点は個人によってまだまだあると思います。

実際に世界の成功者の多くがオーディオブックを利用していると答えています。

値段が高いことがネックですが、audibleは会員になると月に一冊分購入できるコインが無料でもらえます。ほとんどの本が2000円を超えるのですが、会員になると月に1500円でコインがもらえるのでかなり経済的です。

またaudibleは最初の30日間無料で試すことができます。

私はずっと読んでみたかった宮部みゆきさんの火車を聴いてみました。


この本はミステリーランキングなどでも常に上位に入る作品で、日本ミステリーの傑作とも呼び声が高い作品となっています。しかし、ページ数が膨大で600ページくらいあります。なのでなかなか手を出せずにいました。

しかし、音声ではかなり楽に聞き終えることができ、「あれ、もう終わり?」とさえ思ったのですからすごいです。

基本的にはこのaudibleをお勧めします。本の数が圧倒的ですからね。

けれど、もしそれでも嫌ならオーディオブックアプリを利用しましょう。こちらはaudibleほど本のラインナップが多くないですが、聞き放題プランがあり、これに入るとそれなりに話題になった本が結構な数聞き放題です。

それさえ嫌ならkindleにしましょう。kindleの読み上げでも十分役目を果たせます。最初は慣れが必要ですが、一時間もしないうちに慣れますから。

また、audibleもオーディオブックもkindleも定期的にセールをやります。こちらでは普段2000円以上する本も600から750円で買えますのでかなりお得ですね。通常の本より安いこともあります。また、オーディオブックアプリは定期的に300ポイントをくれますので、こちらを使って300円引きでさらにこのセールで購入……ということもできます。

私は今のところ朝起きた瞬間からとりまえず眠気眼でイヤホンをはめて音声を流し出します。朝の準備って20分から40分とかあると思いますが、それが全部読書になり、その朝の準備時間だけでも七日程度で一冊読めています。

さらに道の移動、夕飯以外の食事や料理中、ドライヤーの時間や家事、買い物、運動など、すべての時間が読書になっており、それによって一日に一冊以上、多ければ三冊くらい読めてしまいます。

当然アウトプットや実践しなければ自己満足になるので、章ごとなどにそこまでの内容を一分だけでまとめて話すようにしたり、音声メモに書き込んだりしています。音声メモは時間を短縮したうえで良質なアウトプット方法なのでもしまだやっていない方がいれば試してみてください。

音声メモは時間を測ってみたところ、キーボードより二倍以上書き込めるので、アウトプットするときも書いているときに忘れてしまう、なんてことが起きないので重宝しています。

……長くなってしまいましたが、いかがだったでしょうか?

もしまだオーディオブックを試したことがないよ、という方はまず試聴してみてください。小説などは本当に散歩しながらだと映像をみるときより感動できることも少なくないのでマジで試してみてください。本当に最高ですから。

また上にも書きましたように読みたいけど、読む気になれない本は一度一冊だけ騙されたと思って試してみてください。かなり楽に一冊終えられますよ。

では、今回はここまでにしておきます。音声読書愛があふれて後一万字は書けそうですが笑

もしこの記事でたった一人でもオーディオブックの有用性に共感できた方がいらっしゃればとても嬉しく思います。

では、また。


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