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またひとり自らこの世を去った


人間は弱い生き物。

ひとりでは生きていけない。

私も何度か会い、話したことのある知り合いが
急死したことを友人から耳にした。

私よりひとまわり程、年上の方だが
まだまだ亡くなるには若すぎる年齢。

突然すぎて周りも実感が湧いていないと言っていた。

彼になにがあったのか私にはわからない。

彼にしかわからない深い靄があったのだと
推測することしかできない。

実は、私の母も突然死だったので
少しは突然死した周りの人の気持ちに
寄り添える人間かもしれないと思い、
身近な友達がその訃報を聞き
つらそうで電話をしたいと連絡があったので
ゆっくり話をした。

ただ私は友達の気持ちを聞くことしかできなかったけれど、少しは寄り添えたかなあ。つらい時はお互い様。つらい時こそ、周りと手を取り合って協力したい。

人間は弱い。私も弱い。
「たすけて」「話きいて」「つらい」
その一言が言えないひともいる。
頼れない人もいる。
ひとりで抱えきれないほどの気持ちを
ため込んで吐き出せない人もいる。

亡くなった人には
亡くなった人にしかわからない
誰にも言えない悩みがあったのかもしれない

私も2年前に亡くなった母と亡くなった彼を重ねて、電話口で涙が溢れた。またひとりこの世を去ったんだな。何度か身近な人の死を経験したとはいっても人の死はいつまでも慣れない。慣れたくない。どんな人も価値があって周りに大きな影響を与えている。

おつかれさまでした。
そして、私と出会ってくれて
やさしさをくれてありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。

母の仏壇ではありますが
わたしは線香を立て、
彼のことを想い、手を合わせた。

あかんこ

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