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day18

あたらしい世界がはじまっている。
舞台手話通訳ワークショップ準備のため、演劇の稽古を見に行った。
「舞台手話通訳」。聞きなれない言葉かと思いますが、演劇公演に手話通訳を付けて、聞こえない人たちも楽しめる舞台づくりをする取り組み。基本的には手話通訳者はセリフを通訳する役割だが、講演会などと違って演劇の一部となる必要があるため、演劇そのものを理解し、演出家の意図を知ることも必要になる。
昨日の稽古を観て、また泣いてしまった。実は脚本を読んだ段階で泣いている。わたしの中で何が起こっているのか、まだ理解できていない。けれども、同時多発的に気づきや変化が起きていることには違いないみたい。リアルなドラマだ。
そして昨日、訃報が届いた。
わたしが手話を始めた頃に活躍されていたろう演劇界の先駆け的な方で、手話を学び始めたばかりの頃に何度も一人芝居や手話レッスンのビデオを見た。公演も観た。「学ぶ」だけではない、手話の奥深さや魅力に気づかせてくれた方だった。
舞台に手話通訳を付ける取り組みが少しずつ進み、手話ニュースのキャスターが全員ろう者になっている。テレビドラマにろう者が出演し、映画でアカデミー賞のレッドカーペットを歩いたろう俳優もいる。彼が築いた礎があったから、だと思う。
書ききれない思いが、ある。

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21+1日、ヨガのチャクラワークに取り組む間、毎日書くことにチャレンジしています。

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