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自死についてのわたしの思い

★ご訪問ありがとうございます。この記事は1人の自死遺族であるわたしの、個人的な「自死について」の思いです。読んでいてつらくなる方はどうぞ別記事をご覧くださいね★

三浦春馬くん。映画「永遠の0」と「容疑者Xの献身」が印象的で。ミュージカル「キンキーブーツ」は観たいと思っていた。BSの「世界は欲しいモノにあふれてる」は時々。繊細で美しくて好きな番組だった。

ぁーーーー……
最初にSNSで彼の訃報を知ったときは
そんな感じだった。

そっかーーー悲しいなーーーー

「どうして?」とか「何かできることはなかったのか」とかはわたしは考えない。正確には、考えそうになるけど「それは誰にもわからない」と思い直す。


わたしの母は20年前に自死で亡くなった。その本当の理由もわたしにはわからない。誰にもわからない。どんなに想像してもわからなかったし、これからもわからない。わかるのは、あのとき誰も止めることができなかったという事実。わたしには止められなかったということ。無力感を覚えることも罪悪感を感じることもあったけれど、あれからわたしは「死とともに生きている」ということを自覚するようになった。

自死は悲しい。何かできることはなかったのか?どうしてもそう思ってしまう。

けれど、彼も、母も、懸命に終わりまで生きた。

そうなんだ。
そうなんだ。
そうなんだ。

そうやって、何度も何度も自分に染み込ませる。
時間は助けになってくれる。

母の死から20年経って、わたしは、自殺も、病気や老衰や事故や殺人やいじめや虐待であっても、既に訪れた死である限り、亡くなったその人の懸命に生き切った人生の方に感謝と尊敬を送りたいと強く思うようになった。


わたしは、死にたいと「思うこと」と実際に「亡くなること」は別のことだと思っている。わたし自身、死にたいと思うことはあるし、そう「思うこと」を否定しない。これを読んでいる方の中にも「死にたいと思ったことがある」方はいると思う。

消えたくなることがある。だけど、そう思う自分を責めなくていいと思う。それは「生きている」自分の一部で「生きたい」と同じ意味だと思うから。だから「死にたいくらい生きたい」と感じている自分を受け止めて、助けを求めてほしい。信じられないかもしれないけど、あなたは本当はめちゃくちゃ愛されているから今生きている。そう思えないなら明日まで待ってほしい。明日になったらまた明日まで。そう思う。

そして、それとは別に。実際に「亡くなること」は誰にも操作できない。あきらめているという意味ではなく、それほどに生と死は同等に尊いと思う。わたしたちはみんな何故だかわからないけど生きているし、何故だかわからなくてもいつか死ぬ。だからわたしは、どなたかの自死を知るたびに、一瞬、体も思考もフリーズし、(これは母が亡くなってからずっとそう)胸がギュッとなるのを感じながらも、何度も思い直し、「自分の肉体の命を生き切ること」に意識を向けようとする。


自殺という言葉がテレビや新聞やネットで飛び交い、不用意に遺されたわたしたちの心を掻き立てる。過去世の罪悪感まで刺激するように。悲しさや不安をあおるように。報道を見て書かれ方がひどいと思うことは
たびたびある。亡くなった方への尊敬の無さ。自殺が社会に与える影響に対する無自覚さ。興味本位な書きぶり。ご遺族の方や近しい方、ファンの方々のお心を思うとまた胸がギュッと締め付けられる。静かにして。そっとしておいて。

一方で、無自覚なまま報道に乗せられて原因探しを始める視聴者もいるかもしれない。だから、そういった記事を見て不安になる方、影響を受けやすいと思う方は、新聞もテレビもネットニュースも見ない選択をしてほしいと思う。悲しみに飲み込まれるのでなく、考えてもわからないことに時間を費やすのではなく、自分を守る方へ、自分を生きる方へ、意識を向けてほしいと思う。悲しい。つらい。どうして?そんな思いを感じたままでもいいから、自分に意識を向けて欲しいと思う。

どんなときでも
自分を生きるんだよ。

生きているわたしたちからどう見えても
亡くなった彼らは
自分の命を精一杯生き切ったんだよ。

そう思っている。


亡くなった方を大切に思えばこそ、今、自分を抱きしめてほしい。大丈夫だよ、と悲しみを感じている自分を愛してあげてほしい。


木村花さんが亡くなる前にSNSに「楽しく生きてね」と投稿したと聞いた。いろんな受け取り方があると思う。そのどれもが想像でしかない。想像でしかないけれど、わたしは、こんなふうに感じた。

自分の命の終わり。
それはもうほんとうに
どうしようもないことで。

みんな、
悲しませてごめんね。

だけど、
みんな「自分」を生きて。
楽しく生きてね。

テレビ番組やSNSの投稿に一喜一憂し、人を傷つけてストレス解消し、優越感みたいなもので一時的にテンションを上げてその空気感に酔っ払ってる人たちに

目ぇ、覚ませや。
自分を生きろや。

そう言われている気がした。

わたしはまた「自分を生き切ろう」と思った。

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