昔はパソコンの頭脳(CPU)を理解していないと、うまく使いこなせなかった。
40年以上前、電子部品が載ってる基板がむき出し状態の技術者向けのコンピュータがありました。
これはワンボードマイコンなどどと呼ばれてました。
日本では、NECのTK-80というトレーニングキットが有名で、私も超欲しい〜と思ってましたが、当時学生だった私には買えるはずもなく…(ó﹏ò。)
そしてその後、基板をケースに入れて、電源やキーボードがついた一般向けのパソコンというコンピュータが発売されました。
ちょうどその頃、社会人になっていた私は、お給料を貯めて思い切って買ったのが、NECのPC-8001というパソコンでした。
本体のみで168,000円で、値引きなどは一切なし。
緑色しか出ないグリーンモニタが49,800円。
カラーモニターになると本体以上の20万円超えでした。
たしか1980年の春頃のこと。
実は前年の1979年に注文していたのですが、なかなか入手困難で、手に入れるまで半年待ちました。
あの半年間はとても長〜く感じました。
その当時は、
NECのPC-8001
シャープのMZ-80K
日立のベーシックマスター
など、次々にパソコンが発売されていました。
日本ではこの頃から技術者だけでなく一般にも使えるパソコンというコンピュータの歴史が始まりました。
その当時は今では当たり前となっているWindowsなどのOSはまだありませんでしたから、各メーカー間の互換性はなく、ゲームなどもPC-8001用やMZ-80用などのように別々に発売されていました。
また、同じメーカーのパソコンでも型式が異なれば動作しないこともありました。
ゲームやソフトを買うときは、自分のパソコンの機種や型式をよく理解していないと、買ったけど動かなかった⚠️ということにもなりかねませんでした。
今は機種ごとにソフトがあるわけではなく、どのバージョンのWindowsに対応してるかを見て買えばいいので楽になりましたね。
コンピュータには「CPU」というものが入っています。
日本語では「中央演算処理装置」。
人間でいうところの「頭脳」ですね。
そして、このCPUというものは何種類もあって、動かすための命令もそれぞれ違いました。
インテル社の8080
モトローラ社の6800
ザイログ社のZ80
モステクノロジー社の6502
などなど…
私が購入したNECのPC-8001には、Z80系のCPUが搭載されてました。
当時パソコンを使いこなすには、このCPUを理解すること。
CPUを動かすための「機械語(マシン語)」という命令をある程度理解することが必要でした。
40年くらい前のその頃のことが懐かしくて、CPUのことを書いた本を最近買って懐かしく思いだしながら読んでます。
こらの本は、昔々の本ではなく、それぞれ今から数年前に発行されたものです。
伝説〜というタイトルになんかワクワクしてきませんか?
当時はパソコンを動かすだけでもけっこう不便でした。
でもそれがかえって自分がコンピュータを動かしている!!
自分の思ったように動いてくれた!!
という実感があって、とてもワクワクした日々を過ごしてました。
今は、とても便利になりましたけど、その分コンピュータ動かす楽しみはだいぶ減ってしまったと感じてしまう私です。
趣味として使うよりも、仕事で使うのがメインになりましたから。
かなりマニアックな内容になっちゃいましたね…m(_ _)m
雰囲気だけでも伝われば…
#マイコン
#パソコン
#CPU
#PC8001