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ママのための化学教室-18: マカデミアナッツオイルでミツロウクリームを作る

先日作った、アプリコットカーネルオイルのミツロウクリームが、そろそろ尽きかけたので、今度はマカデミアナッツオイルでミツロウクリームを調整。

今回も、一部、シアバターも入れてみました。

材料


[A]マカデミアナッツオイルと
      ミツロウクリーム


マカデミアナッツオイル  15 g
ミツロウ          2 g
ローズマリー精油      2滴
ラベンダー精油        6滴

[B]マカデミアナッツオイルと
    ミツロウ/シアバタークリーム


マカデミアナッツオイル  10 g
ミツロウ          1 g
シアバター         1 g
ローズマリー精油      2滴
ラベンダー精油        4滴

器具


クリームを入れるガラス瓶  2個
鍋(湯煎用)          1個
電子秤           1台
爪楊枝           3本くらい
(湯煎で、ミツロウ溶かすのに2本、シアバター移すのに1本使用 ) 

作り方



※ クリーム[A]. [B]は、同じ作り方なので、クリーム[A]の作り方を書いて、違うところをあとから注釈として書き加えます。

1. 鍋にクリーム用の容器に、湯が入らない水嵩で、湯を沸かしておく。今回は、湯煎に使うだけなので、沸騰前に弱火にして水温が下がりすぎないように気をつけておく。

2. クリーム用の容器に、ミツロウを測り入れ、オイルも測りながら、同じ瓶に入れておく。

3. 温度が上がった鍋に、2のクリーム材料をガラスの瓶ごと入れ、ときどき爪楊枝で中身をかき混ぜて、透明になるまでよく混ぜる。(ミツロウが溶けたら、ここでシアバターを投下する)

4. 3を鍋から取り出し、粗熱をとるため流し台の
   上に置く。

5. オイルの温度が下がり、容器の縁の方から
  少しかたまりかけたところで(中身は少し白濁)、ラベンダーと
  ローズマリーの精油を滴下して、爪楊枝味で
  よく混ぜる。

今回、精油の量など[A]、[B]で 変わりますので、ご注意ください。

感想


前回作ったアプリコットカーネルのクリーム(右二つ)との色の比較。前回は白いけど、今回の方が少し卵色
前回作ったアプリコットカーネルのクリーム(右の二つ)との違い

上の写真は、前回作ったアプリコットカーネルのオイルを使ったクリームとの違いです。前回のが無くなり掛けでわかりにくいかと思いますが、アプリコットカーネルは僅かに黄味がかった白、今回のマカデミアナッツオイルのものは、茶味の強い卵色っぽい感じ。香りも、今回のものは「ナッツ」の香りが僅かに強いかなと。

使い心地は、伸びも良く、浸透性もあるので、ベタベタ感はすぐに消えて、しっとり。アロマオイルも入っているので、程よく癒される感じです。

個人的にはアプリコットカーネルの方が軽い感じで、保湿性はマカデミアナッツの方が若干あるかな?という感じ。

簡単に作れますので、是非作ってみてください。

材料について

それぞれ、体質で感受性が違いますので、使用前にそれぞれ肘の内側など皮膚の薄いところにつけて数時間放置して、異常がないことを確認してから使用してください。また、使用の途中で異常が現れた場合はすぐに使用を中止してください。

ローズマリー精油: AEAJ表示基準*適合認定精油(販売:デイリーアロマ)
学名:Rosemarinus officinalis, シソ科、抽出部位: 葉、花
抽出法: 水蒸気蒸留、原産国:モロッコ

真正ラベンダー精油: AEAJ表示基準*適合認定精油(販売:デイリーアロマ)
学名:Lavendula angustifolia, シソ科、抽出部位: 花、葉
抽出法: 水蒸気蒸留、原産国: フランス

有機マカデミアナッツオイル: 化粧用油(販売:生活の木)
販売名:MCDオイル、成分:マカデミア種子油、
学名: Macadamia ternifolia、科名: ヤマモガシ科、
抽出部位: 種子、抽出法: 低温圧搾法、原産地: スペイン
標準ケン化価: 195
主成分:
オレイン酸: パルミトレイン酸: パルミチン酸: リノール酸
=60%: 25%: 9%: 2%
パルミトレイン酸は、皮脂中に存在し、皮膚や血管の活性化や
柔軟性を保つのに使われている。加齢とともに低下。
浸透力が高いオイルなので、単独使用も。
肩、膝、関節周辺のオイルマッサージや、乾燥肌の手入れにも。

シアバター:100%vegan natural
商品名:ザ・ボディショップシアバター

*この認定は一定の条件を満たした「精油ブランド」を認定するもので、制度名を『公益社団法人日本ア ロマ環境協会表示基準適合精油』認定制度とし、認定を受けた精油を『公益社団法人日本アロマ環境 協会表示基準適合認定精油』とします。この制度は企業ではなく、『精油のブランド』を認定するもの です。

参考文献


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