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褒めて伸ばす「カルドハイム」収録のコモンレビュー~パウパー目線を添えて~

全部ほめます。褒めることを不快に感じる方は、閲覧を避けてください。この記事で全米が微笑みます。コロナが終わります。


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絵がいい。パトラッシュ感。

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「傑士」という言葉を我々に教えてくれる一枚。中盤以降は軽いコストで展開できるため、白のデルバーとして攻めの一翼を担ってほしい。

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軽い警戒持ちというのは白において増えるたびに需要が増していく。相性がいいのは金切るときの声/Battle Screech三つぞろいの霊魂/Triplicate Spirits殉教者の魂/Martyr's Soulなどだ。同じ警戒持ち1マナのセゴビアの天使/Segovian Angelを強化してあげたい。

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絵がいい。背景の様子はカルドハイムの状況を我々に示唆してくれる。ちょうどさきほどの「掟綴りの僧侶」で強化するのにちょうどいいスペックだ。パウパーにおけるタフネス1と2の差は、今でいうとトランプとバイデンぐらいある。わかるか。

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いままで収録された「活力回復」の中で一番いい絵だと思う。いや人による。俺は、そう思う。褒めたい。気になった方は調べて比べてみてほしい。余談だが自分はこの手の「バリュー高めのキャントリップ」が好きなのでもりもり使ってあげたいが、構築後半段階でよく抜けていく。薬にも毒にもならないカードの損なところだ。

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絵がいい。最近、ゼンディカーの夜明けの否認や、統率者レジェンズの力強い否定/Forceful Denialでよくみられる、赤と青の対比が、美麗かつ、対立を描いており、この無効でも描かれている。mtgの青における役割である冷然・制御・操作を象徴する作品の一つになった。

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青は幸い、コントロール志向になりやすいため、予顕によるテンポロスがそこまでリスクにならない可能性があるため、コストの払い方の選択肢が増えることは悪いことではない。ディスカードしたいかの差別化はあるが、啓示の雨/Rain of Revelationとの比較でいうと総合的にはこちらのほうが強いイメージだ。

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デメリットはあるが汎用性の高い青の1マナの除去は前代未聞だ。この手のスペルにたま~に「エンチャントされたときにそのクリーチャーをタップする」がないけどちゃんと仕事してほしいよね。除去力を赤や黒に頼っていたが青が自立していくこの画期と同じ時代に生きているすばらしさに感謝だ。

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15年前を思い出させてくれる一枚。ドレルナック/Drelnoch

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みなさんはボーラスの占い師は好きだろうか。パウパーにおいてあのサイズとアドバンテージを得るスペックはかなり唯一無二で、彼の次点となると前兆語りになる。劣化に見えてしまうことは否めない。しかし、カーフェルの先触れは同じサイズでありながら、方向性の異なる有用なスペックを持っている。テンポを重視するのであれば採用されうる力をもっていると感じる。残念ながら除去されたら1対1交換で終わってしまうが、それは占い師のほうに文句を言おう。君は強すぎるよと。占い師もまんざらではないはずだ。

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みなさんお気づきであろうか。こいつは多相、つまり「騎士」でもある。次にこちらをみてもらおう。輝く鎧/Shining Armor。もうおわかりだろうか?そういうことだ。(※これ以上の発展性はございません)

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青に疑似除去が。最近除去力あがってるね。他の色にも打ち消しこないのかな。本題だが、青が場に出たアーティファクトに触れるのは珍しい。生物も選べるとなるとさすがにだ。デメリットはかなり無視できないため、フェアリー系のデッキには採用がためらわれるが、ファミリアは除去力がかなり低く、またトークンも王神の信者/God-Pharaoh's Faithfulで緩和しやすい。

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え?!青ギアハルクやん!

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令和史上絵がいいランキング1位を獲得しました。おめでとう!

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か、かわいい・・・。

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除去タイミングがソーサリーなのはふざけているので、2マナ0/4の壁としての採用見込みがしっかりできることが重要だと思う。

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このカードの予顕は絶対に確実にゴブリンの奇襲隊のためにある。他にも奇襲隊に類するカードありせば・・・。

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フレーバーテキストの手を抜くな。みりゃわかる。

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非常にニッチな組み合わせなので専用デッキがいつか組まれたときに重宝するはず。しかし生物とエンチャント限定なのか気になる。巣穴からの総出の解禁に対応してないよ!

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名前の「タスケーリ」ってちょっとおもしろく思いました。赤にも継続的なアドバンテージを得られる手段持ちが出たのはうれしい。コモン落ちしにくそうな能力だったので、これが嚆矢となってどんどん出てほしい。

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自分はあまりデッキビルダー能力が高くないのですが、部族シナジーを軽いコストで得られるのはすごい!完全に名前を凌駕する能力。誤訳を疑え!

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つくづく今回のカルドハイムで思うのは、「パウパーにおける、ゆるやかな多色デッキ構築の導入」だと思うのです。かつてパウパーが多色化した環境がありました。アーカムの天測儀のころです。あれは性急な多色化となり、ユーザーとしても開発としてもアレルギーを起こす者が多かった。しかし、今回の後述する氷雪タップインデュアランは、土地タイプがつくという前代未聞の土地ではありますが、影響力としては「他の色を組み合わせてみたい」という欲求にこたえつつもプラス1色程度にとどまるような形に思います。thriving土地は1色その場で選べるという特徴からトロンに吸収されましたが、今回のデザインはちょうどいいと感じます。ヤスベラの歩哨も、環境デッキであるフェアリーの抑止力となる力をもちつつ、多色化に貢献するよいカードです。ここまで読んでくださりありがとうございました。

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どっかでみたことあるんだよな・・・約束のネバーランドかな・・・絵がかっこいい。地味に追放が偉いので、複数破壊するサイドカードとの差別化になる。

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ガララアジャラ採録おめ。

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「墓地を肥やす」と「エルフ」この符牒。茨刃の達人/Briarblade Adept極上の狩りの達人/Exquisite Huntmasterと相性がいいな。達人の名前、重くないか?

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0マナでキャストする可能性を秘めているのは何かに使えそう・・・。わかりません。

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