見出し画像

愛し切りました。幸せになってください(転職します編⑰)

先週の金曜日、最終出勤日だった。
いつも通り出社して、仕事して、ごはんも食べて、窓から見える景色を見て、みんなとしょうもないことを話したり、あっちいったりこっちいったりドタバタ働いて居た。
いつもと違ったのは、たくさんの贈り物を頂き、わたしのお席がアイドルの楽屋みたいになったこと。今日くらいは得意になってもいいかな?一つ一つがとってもありがたく、お言葉もありがたく、ちょっと油断したら泣いちゃいそうだったけど、スカッとお別れすると決めていたので、心からのお礼と、またお会いしたいです旨を伝えた。
火曜日、元所属していた広報の部署の皆様に見送って頂く会。たくさん集まって頂いて、あの頃の話にどっかんどっかん花が咲く。本当に数え切れないくらいこれまで飲んだね。そして死ぬほど働いたね。タフな仕事だったけど、あの方々と一緒だったから全然辛くなかったし、楽しくて心強かった。死ぬときに思い出す仕事部門は広報の時かもしれない。中でも女の上司の杉原って人とは、家も近かったので一緒にマラソンをしたり、おうちで焼きそばを食べさせてもらったり、気が合うし、人間として大好きだった。そういえば杉原さんのお母さんが亡くなられた時、お葬式が終わってから、杉原さんにメールしたんだった。何を言えば良いのか分からなかったけど、とにかくわたしはいるよってこと伝えたくて、「わたしがお母さんにもしお会いできたら、わたしがどれだけ杉原さんのことを大好きで尊敬しているかを伝えたい。そしてお母さんありがとうって伝えたい」と送った。あのときに、私って杉原さんのこと大好きなんだって、いま杉原さんはどのくらい悲しいんだろうって、台所でオンオン泣いたことを思い出した。
木曜日、部署でやっていただいたお別れ会。場所はまさかの五反田悟空。かつていつも集っていたあの店。お忙しい皆様に集まって頂き、どんちゃん騒ぎが始まる。みんなの瞳がとても優しくて、たくさんお言葉を頂いて、涙が出そうになるけど当然がまんの子。しかしながら最後に志村君がいろんな部署の皆様から集めてくれた色紙をもらい、モジモジの志村君が…まずそれに感激した。たくさんの言葉。最後の言葉。勇気をもらい、ありがとうという気持ちが限界突破しそうだった。床にうずくまり、うおーんと泣きたかったけど、泣かないと決めていたので、泣きませんでした。
おうちに帰り、色紙を読む。当然、涙クンのほう、潤沢にあふれた。思い出すのは皆様のお顔。優しくて、強くて、どんなことがあっても助けるからという気概。ほんとに良い会社だったなと、幸せな気持ちで涙を浮かべて眠る。

そして最終日。それは前述の通り。志村君へ水筒をプレゼント。一緒によく行ったタリーズで君がいいねと言ってたやつ。金曜日は会えなかったから、お席に置いておいた。本当に今まで楽しい毎日をありがとう!明日の月曜日、頑張って働くんだぞ。あなたの幸せを本当に祈ってる。それに、みんながいるから絶対大丈夫!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?