見出し画像

大阪都構想にもの申す-その5<成長してません>

「大阪市廃止・特別区設置」住民投票に反対する理由
その⑦<成長なんてしていませんけど?>


都構想を進めるにあたってのキャッチコピーの一つに


「大阪の成長を止めるな!」

というのがあります。ポスターで良く見ると思います。
ですがこの10年くらいの間で暮らしは良くなりましたか?
私はNOです。
取引先周りの景気はどうですか?
全く良くなってないです。
景気が悪いのは大阪のせいじゃありません。安倍政権のせいです。
しかし「大阪は成長してきた!」と言い張るのは何なんでしょう。
GDPだって全国平均より低いです。ちなみに県知事と市長の仲がものすごく険悪で有名な愛知県にも余裕で抜かれています。府知事と市長で蜜月にやってても低いのが事実です。
確かに関西はここ数年観光客がすごかったです。
中国の景気が良いことから始まったインバウンド特需です。
とにかく街には外国人で溢れかえってました。ミナミでの肌感覚でいうと7割外国人・2割日本人観光客・1割地元の人々でした。ホテルは高騰し狭いビジネスホテルでも高く、日雇い労働者が利用する宿にも外国人客、民泊の連立、ヤミ民泊とまさにインバウンドバブルの状態でした。商業地の土地は値上がりし、手放され、外資やドラッグストアを中心にチェーン店に買われました。黒門市場も外国人で溢れ、観光客用のぼったくり価格になりました。
インバウンドで利益を受ける業界以外の人は遠巻きに眺めている、という感じでした。
そういったインバウンド特需があってもなおGDPは平均以下でした。


成長を止めるな!じゃなくて既に止っていますね


そして今年の新型コロナです。
外国人が全くいなくなった大阪は別世界のようです。
少しずつ国際線も再開し徐々に受け入れを解放していくと思いますが元に戻るまで何年かかるのでしょう??元に戻るのでしょうか?
いくら往来を解放しても欧米では蔓延がまだまだ酷いし、もしワクチンや特効薬が2021年に開発されたとしても、全世界が経済的に大打撃を受けているのに。
都構想の財政シュミレーションではコロナ以前の数字で行っており右肩上がりの収入があることを前提としています。 財政シュミレーションのやり直しは拒否しています。

都合が悪いことはしない、もしくは隠すことから全く信用が出来ません。
都構想が実現したらこのまま成長し続けるような甘い誘いには乗りません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?