「日本オワコン」を覆すデータか?アメリカとの比較!

実は、東京都の域内総生産は、アメリカのカリフォルニア州やテキサス州に負けている。アメリカ合衆国全体のGDPにおいても、圧倒的に世界一であり、ゆるぎない盤石さであるようだ。

だが、視点を変えると、違った考え方をすることもできる。

一人当たり域内総生産

実は、カリフォルニア州とテキサス州は人口が非常に多い。その点を考慮すると、東京都・神奈川県・大阪府は健闘する。自分で計算するのは面倒なので、AIを利用した。

カリフォルニア州とテキサス州を含め、東京都、神奈川県、大阪府の一人当たり域内総生産(GDP)を計算し、正しいデータを用いて並べ替えます。

データ

  • 東京都

    • GDP: 約30兆円

    • 人口: 約1,400万人

  • 神奈川県

    • GDP: 約17.8兆円

    • 人口: 約920万人

  • 大阪府

    • GDP: 約21.5兆円

    • 人口: 約880万人

  • カリフォルニア州

    • GDP: 約51兆円(約3兆1881億ドル)

    • 人口: 約4,000万人

  • テキサス州

    • GDP: 約36兆円(約2兆2642億ドル)

    • 人口: 約2,900万人

結果の並べ替え

一人当たり域内総生産の金額が大きい順に並べると、以下のようになります。

  1. 大阪府: 約2,434,091円

  2. 東京都: 約2,142,857円

  3. 神奈川県: 約1,934,783円

  4. カリフォルニア州: 約1,275,000円

  5. テキサス州: 約1,241,379円

この結果から、大阪府が最も一人当たりGDPが高く、次いで東京都、神奈川県、カリフォルニア州、テキサス州の順となります。正確なデータを用いることで、地域の経済状況をより明確に理解できます。

Citations:
[1] https://ja.wikipedia.org/wiki/カリフォルニア州
[2] https://www.gousa.jp/state/california
[3] https://www.cross-m.co.jp/report/life/20201104hitori/
[4] https://www.expedia.co.jp/California.dx206
[5] https://hiptokyo.jp/hiptalk/tokyo-cic/

・・・大阪府の一人当たり域内総生産は、なんと、東京都よりも高く、カリフォルニア州やテキサス州の2倍近いことがわかった。しかも、これは1ドル=160円で計算している。円高になれば、もっと格差は広がることになる。また、東京都が大阪府に負けてしまった理由は、島しょ部や多摩地区が原因ではないかと推察される(その割には、平均賃金は東京に負けているのが課題だと思う)。

アメリカ合衆国の巨大な面積

アメリカ合衆国は、あまりにも巨大だ。そのため、テキサス州でビジネスをして、さらにニューヨークでもビジネスをするというのは現実的ではない。飛行機を使わないと移動は不可能だ。大企業でないと無理であろう。その点、首都圏はコンパクトであり、移動にお金も時間もかからない。中小企業やスタートアップは、東京23区と横浜市、川崎市あたりでビジネスをすれば十分であるように感じる。

日本の絶望的な人手不足

日本は、今、未曾有の人手不足である。そのため、実は大手転職エージェントやヘッドハンティング会社は、大手企業からの仕事が大量に舞い込んでいる。もちろん、両方とも成果報酬であるため、成功しないと報酬は入らないが。求人広告型のビジネスであるリクナビネクストなどは、かなり好調であることが推察される。こちらは成果報酬ではない。労働集約型のビジネスであれば、首都圏で仕事をするのは「最高のチャンス」であるように思えてならない。もちろん、熊本県など、TSMCなどの工場誘致に成功したエリアであっても良いだろう。ホワイトカラーは首都圏、現場ビジネスであれば熊本県にチャンスがあるように思える(仮説だが)。

・・・もちろん、日本に課題はある。少子高齢化だ。高齢者向けにできるビジネスは限られているため、50代以下向けのビジネスに絞ると、やはりアメリカ合衆国のほうが有望なのかもしれない。そこまで計算する気にはなれないのでやめておくが。

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