世界の超重要工業都市(地理)

世界の超重要な工業都市について書く。

日本

何といっても、愛知県豊田市だろう。世界最強のトヨタ自動車が本社と工場を持つ。愛知県は他にも刈谷市や安城市などにデンソーやアイシンが多数工場を持つ、工業王国である。

中国

個人的な偏見にはなるが、上海と深圳だろう。上海は戦前から繁栄していた伝統のある都市で、大都会なのに工業も盛んだ。深圳はハイテクが強い。中国の重要都市のほとんどが沿岸部に集中しており、内陸は弱い。

アメリカ合衆国

これも偏見になるが、ヒューストンだろう。石油産業や航空宇宙産業などが発達している。南部随一の重要都市となる。デトロイトなど北部の工業都市は落ち目であり、再活性化が必要だろう。

メキシコ

モンテレイだろう。アメリカよりも人件費が安い上に、陸路でアメリカへ輸出できる。自動車産業が集積している。アメリカへの輸出拠点としてはモンテレイ一択ではないかと思う。昨今は成長しすぎてインフラ不足が弱点だ。

ドイツ

ミュンヘンが最強であると考える。BMW、シーメンスなどが立地している。ドイツはヨーロッパ最強の工業国であり、極めて重要な役割を果たす。ヨーロッパの工場といえばドイツ、ヨーロッパの港といえばオランダのロッテルダムだろう。

台湾

聞きなれないかもしれないが、新竹市が最重要だろう。TSMCが5つの工場を集中させている。場所は台湾の北西部になる。ここがもし中国に攻撃されたら、世界の半導体のかなりの割合が不足し、経済は停滞するだろう。もちろん、中国も返り血を浴びるためにそんなことはしないとは思うが。

トルコ

ポーランドなど東欧の人件費が上がっているので、トルコの重要性が高まっている。イスタンブール、ブルサが重要と思われる。造船などが強い。地中海へすぐにアクセスできるのが強みだ。イタリア、フランス、スペインなどへの輸出には強いだろう。

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