色々な資格試験を考える

・司法試験予備試験
おそらく文系資格試験では一番難しいと思われる。が、旧司法試験時代と比べて人数が増えてしまったため、旨味は減っていると思う。また、司法試験予備試験に合格するには猛勉強が必要だが、弁護士というのはコミュニケーション能力が重要な職業だ。訴訟で勝てないと意味がない。M&Aなども高度なビジネスコミュニケーションが必要だ。コミュ障が合格しても、活躍できないだろう。

・公認会計士
司法試験予備試験よりは劣るが、文系資格試験ではおそらく二番目に難しい。監査法人の仕事は、けっこうルーティンなので、私はあまり面白くなさそうだと思っている(関係者の方、すみません)。しかし、コミュニケーション能力に多少課題があっても成り立つ仕事なので、司法試験予備試験より良いのではないかと思う。監査法人で資格をとった後は、コンサル、ベンチャー企業CFOなどへ転職する人もいる。

・米国公認会計士
日本の公認会計士試験よりもかなり難易度は劣ると言われる。英語さえできればなんとかなる。ただし、ライセンスをとるのが大変かもしれない。米国会計基準の会社向けに監査業務をしなくてはならない。ただ、英語・会計の組み合わせは強い。ライセンスをとらず、合格実績だけでもいいかも。

・米国弁護士
日本の弁護士よりも遥かに稼げる。しかし、アメリカのロースクールを修了しなくてはならず、お金がめちゃくちゃかかる。

・応用情報技術者
ITパスポートなどより遥かに難しいが、実務経験がなくても合格できる。つまり、大学生でも合格できる。プロジェクトマネージャーやITストラテジストは、実務経験に基づく論文試験があるので、ITコンサルとしての経験が最低10年はないと合格は不可能だろう。応用をとっておけば、SIerなどからは高く評価されるはず。

・ベンダー系IT資格
SAP、Oracle、Microsoft、AWS、SalesforceなどのITベンダーの資格。資格がなくても仕事はできるが、やはり資格を勉強することで体系的な知識が身につく。オススメはSAPとAWSだと思う。しかし、実務経験(またはベンダー研修)なしで合格するのはほぼ不可能と思われる。

・税理士
オススメできない。5科目合格するのに時間がかかる上に、公認会計士も税理士をできるので、競争が激しい。税理士をとるくらいなら、公認会計士をとって、デロイトやPWCの税理士法人に入ればいい。

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