高学歴層は要注意!「受験以外の偏差値」も上げよう!

タイトルを見て「受験以外の偏差値?そんなものないだろ」と思われたかもしれない。受験偏差値以外に人生において必要な能力・スキルは数多く存在する。それらは、一般的には数値化してみることはできない。しかし、例えば恋愛なども、経験を積んで能力を高めないと、職業や年収の面では成功しても、家族を持つことは望めないかもしれない。この数値化できない能力を、私はあえて「恋愛偏差値」と呼びたい。名前をつけないと認識されないからだ。また、男女ともに、駄目な異性を見抜く力も恋愛偏差値に含まれる。

高学歴層が気をつけるべき「受験以外の偏差値」は、恋愛偏差値以外にも数多くある。

・ビジネスへの興味(株本祐己さんいわくビジネス戦闘力)
東大などに合格できる人は、頭脳レベルは問題ないはず。しかし、文科二類は大丈夫だと思うが(学問内容が経済やビジネスなので)、文科一類と文科三類は気をつけたほうがいい。法律や文学などの学問に熱中して、企業経営やビジネスに興味を持たないと、就活で厳しい結果が待っているかもしれない。これは東大に限らず、一橋大学の法と社会、慶應文、早稲田文・文化構想などにも当てはまるだろう。早めにビジネスに興味を持ち、インターンシップに参加してビジネス戦闘力(ビジネス偏差値)を上げよう。

・コミュニケーション能力(コミュニケーション偏差値)
一流大学の学生には一定数、コミュ障がいる。早めに直さないと大変なことになる。アルバイトでもサークルでも何でもいい。早めにコミュニケーションの経験値を積もう。

・英会話の偏差値
大学受験の英語の偏差値が高くても、英語を話せない人は腐るほどいる。お金に余裕があれば留学しよう。余裕がない場合は、YouTubeなどで独学しよう。

・ストレス耐性の偏差値
体育会系は大丈夫だと思うが、ストレス耐性がない高学歴層は多い。2015年の事件以降、あまりに理不尽なパワハラは減少傾向だと思うが、やはり精神的にタフでないとビジネスでは成功できない。

・ブルシット・ジョブ耐性の偏差値
個人的にはこんなくだらないもの、消えてしまえと思っているが、文系事務職の仕事の大半はブルシット・ジョブだ。ITのような専門性の高い仕事でも、かなりの割合がブルシット・ジョブだ。面白くないことに耐える能力がないと、会社員は務まらない。どうしても嫌ならば、ベンチャー企業に行くことだ。巨大企業ほど、官僚化が進んでブルシット・ジョブは多いからだ。

・プライドを捨てる偏差値
一流大学卒業生、特に東大卒業生にとっては一番厳しいことかもしれない。日本企業は年功序列だ。多少は、上司にごますりしたり、プライドを捨てなくてはならない場面があるのだ。ストレス耐性と似ているかもしれないが。プライドを捨てられないと、上司と衝突したりする場面が増えてしまう。明らかに老害とみんなが思っているオッサンに対しても、ペコペコしなくてはならないのが日本企業なのだ。そこで大人になれないならば、起業するしかないかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?