セクシャルハラスメントの非反転性について

 僕は今年から四十肩がひどくてキーボードを叩くのも辛かった。なのでnoteの更新も出来なかった。だが、今回それとは別に長年苦しめられてきた一つの懸念について解決したので喜ばしいと同時に吐き気を催しながらこのテクストを記述したい

 本来なら復帰最初の日記は『FGO(エフジーオー)の話をしよう』という微課金勢が廃課金の道に足を踏み入れた話になる予定だった。(今流行りのスマホゲー、フェイトグランドオーダーにはマーリンという最高レアのキャラが居るのだが彼の宝具(必殺技のようなもの)を使用台詞に『王の話をしよう』というのがある、そういうネタだった)今日は私の今日までの忍耐が報われたので、私の職場の話をしよう

 今の職場になってから、私は常にハラスメントに遭っていた。相手は女性であり、私は男性であり、なおかつ私が異性愛者であるから告発に至るシチュエーションは訪れなかったのだ

 読者の方には「女性がその気なら乗ればいーじゃん、得やんけ?」とおっしゃる方も居ると思うが、世の中には『地雷』という人間が居る。関わったが最後死ぬまでトラブルを引き寄せるタイプの人間が、居るのだ。今回の女性は正にそれである。

 私の職場は障害者の就労支援施設で、私はその利用者であり、相手もその利用者である。ここまで語れば幾らか察しが付くと思う。そして、私は精神障害者(鬱病)であり、相手の方は恐らく認知障害者である。憶測なのは私に相手のことを踏み入って知る気がないのと、利用者を指導する立場の指導員から漏れ出た情報しかないからである

 厄介なのは彼女が俺を諦める気がない(というよりは職場に居る時だけ私の事を思い出す臭く、就労時間が終われば仕事中のことなど忘れてさっさと帰宅する辺り私時間は己の趣味だけ邁進してる腐女子のそれと思われる(何故彼女の趣味を私が知ってるかというと本人が食事をする際に昼休憩に読み切れないBL同人誌を大量に机の上に乗せて隠しもせずに食べながらそれらの内一冊程度を読んでいるからである))のと、そのアプローチの仕方が大変奥ゆかしい、というか頭が湧いているとしか思えないのである

 私がそれに気づいたのは今の施設に移って利用半年後辺りである。明らかに偶然を装った接触が多すぎるのである。朝礼の場合私の隣に陣取る。作業中に私の机の下のスペースに有る作業中に使うクッションシートを取りに来る(他の人の机にも有るものであり、彼女から最も近い場所が私の机ではない)、冷房を付ける場合に、私の背面の窓を締めに来る(なお、私の背面の網戸は彼女の席から最も遠い)、私の作業を邪魔をする迂遠な場所から前工程の作業物を移動させる、などである。私は最後のようなケース以外に彼女を非難出来ないのである。なにしろ彼女は普段自分から何も話しかけることも、雑談もしないで、ひたすらに私の近くに移動する為に雑用を自分から申し出てそれを行うだけである

 この異常性が読者に伝わっているか?私はそこが不安である。(もしきちんと伝わったのだったり、全く伝わらないのであればこの記事にコメントを頂けると幸いです)。

 何度も言うが彼女から雑談を持ちかけられたことがこの半年以上無いのである。にも関わらず彼女が物理的接触を試みているかのように私の側に来る頻度は異常に多い。私は親愛な人物以外の肉体的接触をほぼ病的に忌避している為に彼女との肉体的接触事故はほぼ無い。(私が1階の男子トイレに行こうとして、それを制するように突如彼女がその通路に割り込み、その階下に移動する階段前で彼女が狭い通路を前触れもなく突如その場に立ち止まっても私はその可能性を予測している為、彼女の異様な行動に対しても物理的接触する事はないのだが、先月彼女が後ろ向きに移動して壁に保たれている私に対して近づいてきた時には流石にその異常なシチュに、予測不能であり私にしては珍しく混乱に陥り、声が出なくて咎められなかったが物理接触は彼女の肩を力任せに叩くだけで済んだのだが、これには凄く震えた事件である

 とここまでかなりの文字数を割いて彼女の異常性を伝えたかったのだが、彼女のその行動原理そのものについての私の結論を書くととんでもなく陳腐な結論で申し訳ない。彼女は恐らくだが「私は近くにいる人間に雑談を持ちかけるであろうから、私と話すチャンスを得るためにその近くに来ようとしている」。それだけだと思う。

 そう、それだけだ。何しろ私は個人情報に関しては徹底的に管理していて、雑談においても『それを切っ掛けに私に対して容易に話しかけられる』ようなネタを提示していないのである。一つだけ例外が在って『とある漫画』に関して彼女を含めて施設の友人と3人で雑談をしただけである。その一度だけで彼女は私が『その漫画が大好きで新刊を発売日に抑えている』という前提で、最後に雑談してから半年後くらいにそのネタで初めて話しかけられた時は大変閉口させてもらった。

 彼女の望みと私の望みが一見釣り合わないが為に、指導員に対して『セクハラまがいに迫られている』と告発できない日々が続いていたのだが、今日ようやく、所長(女性)に対して彼女の行動を私が非難した時に、所長はゲスの勘繰りで『もしかしたら安倉さんに気が合って、だからこそそういう行為に出てるんじゃない?』と嗜めるようにその場を諌められたのだ。

 そう!そうなのである!!その可能性の存在の指摘こそを、私が声高々に言えば『モテない中年おっさんの自意識過剰』で笑われる話を、所長という女性本人が『女性側からのアプローチの可能性』を第三者の前で言ってもらえる、今日起きたこの偶然を引き寄せるための私の毎日の努力が結実したのである!!

 これは僅かな出来事であろう、だが!その可能性を数年前に気づき、今の今まで告発するチャンスが無く、執念深く耐えてきた私にとっては橋頭堡である。ここから私は非反転性のセクハラ問題にメスを入れ、安息の日々を手に入れるのである

 これは私の開戦の狼煙である。敵は娯楽で男に近寄る暇人である。私はそれを打倒して、容易に反転可能性のあるレベルの問題に引き落としてやるのだ。

この世界に怨念を振りまく(理想:現状は愚痴ってるだけ)悪霊。浄化されずこの世に留まっている(意訳:死んでない)