メギド72 ネフィリム運用のテスト

 ある日、メギドの公式で新メギドの、それもテルミナス(期間限定)メギドということでメギド界隈(意外と狭い)が賑わった。

 散々ソロモン王たちを煮え湯を飲んだ、馬鹿の一つ覚えと罵られる『強化解除+超高倍率全体攻撃』というギミックの対処が可能可能とは言ってない)なメギドである。僕のメギド貯金は全くもって残高が増えやしないのだ。

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彼女である。巨大化という特殊状態は強化扱いではなく特殊状態で、いかなる方法に因っても維持されるのだ。なおそれ故にその状態を伸ばす方法も存在しないので扱いには大変面倒なことになる。(覚醒状態で放置すると敵のAIにタゲられて集中砲火で沈みかねないのだ)

 実際の想定と違い、ネフィリムが強化解除奥義に対処できるパターンが思いの外難しかったのだ。このゲーム強化解除する敵が、その手段が豊富すぎるのだ。特に大幻獣などはほぼありとあらゆる全体高倍率奥義の持ち主は、奥義以外にも通常スキルのおまけに強化解除を気楽にやりすぎるのだ。
 例を上げれば確定でスキルが湧いてきて、それがダメージを伴いながら「かばう」や、「状態異常耐性」を剥がしてくるのである。これネフィリムの出番が何処にもなくない?
 始めたての頃は「ガブリエル、くそ野郎があああ!!」と痛い全体強化解除+奥義を喰らいながら呪詛のごとく恨み言を吐いていたが、よくよく思えば『コイツ、奥義以外はバフを解除しない良心的な敵だなあ』と新しい編成のサンドバックになってもらっていた。

 今実装されている7章では強化解除しない代わりに鬼畜か、挨拶と雑談しながら強化解除してくるか、その両方を備えたさらなる鬼畜か、の何れかである。

だが、実装されて1ヶ月たった今、試行錯誤の末にネフィリムの活躍の場を見つけた。ここである。

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魔法猫オスカー:難易度エクストリーム。ここが恐らくネフィリムの最適解といえるステージであろう。まず、オスカーは通常攻撃で前衛後衛お構いなしに強化解除と束縛のダメージを伴った物を行ってくる。コレ自体は全く問題ないのだが問題はこの超高い防御力を貫通する手段が点穴であり、その点穴はねずみ化しても問題なく機能するのだが、覚醒スキルの暗闇が点穴にとって最悪と言える状態異常(命中率50%なので全段ヒットしたりするがそんな乱数はまず引けない、むしろすべて外すことすら有る(あった))なのだ。

 でだ、ネフィリムにはスキルに頼らないかばう手段を可能な限り講じる。幸い、ネフィリムはカウンターオーブの『サタニックリブラ(確率庇う)』と、星6にしたときの霊宝で同キャラ被りの恩恵で霊宝装備枠が増えており、ここに『毒除けの盾』を3つも装備できるのである。

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 編成に関してはカウンターメギドさえ居れば、残りはラッシュで固めてしまえばいい。本来は「スキップ周回用」と割り切ったセーレ君(彼はラッシュ敵からのレア枠のドロップ率を50%上げるという神特性持ちである)であるが誰よりも早く行動し、状態異常回復をスキル1個で行える正にネフィリムのために居るサポーターと言える。(星6にするエンブリオがもったいないと当初は思っていたが実際には文句なしの前衛サポーターであろう)。

 ベリアルの点穴始動の固定砲台のターンにはオスカーの覚醒も程よく溜まっているので固定砲台VSオスカー奥義or覚醒スキルという構図にたいてい成っている。ここで古の狂竜で全体に状態異常予防を巻ければプレイヤーの勝ちで、覚醒スキルを打たれて3ターン後まで仕留めきれずに固定砲台が解けたら負け、というパターンからネフィリムは巨大化からの「全体化庇う」というムーブができていればこの覚醒スキルを唯一人で浴びてくれるのだ。

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ネフィリムには勝算(称賛)が在った!

この世界に怨念を振りまく(理想:現状は愚痴ってるだけ)悪霊。浄化されずこの世に留まっている(意訳:死んでない)