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石垣島生活2日目。石垣島には沖縄でできた彼女と、同じく沖縄の家づくりワークショップで出会った2人の小学生と一緒にきている。本当は彼女と2人きりできたかったが2人の小学生は学校に行っておらずとにかく暇をしており今回の石垣での作業に来たがっていたので一緒に連れてきた。自分の不登校時代より2人ははるかに自由そうで学校に行くことはくだらなすぎるとわかっているので罪悪感なんてなさそうだ(実際は色々と悩んだりしているのかもしれないが)。2人を見ていると正直今の不登校の人たちが羨ましい。学校に行かなくてももっと質の高い情報を(うまく探せば)手に入れられるし、気の合う仲間と繋がりやすいだろう。逆に言えば世界が狭くなった感じがして窮屈感を感じやすいのかもしれないが。なんにせよいつの時代も不登校は色々感じることが多いだろう。

しかし生意気な盛りの小学生と一緒にいると嘘がつけないというか、誤魔化しが一切通じない。物分かりのいい大人の皮を剥ぎ取ってくれる。よく子供が好きだという大人がいるが、それは子供とあまり関わっていないから言えるのだと思う。実際の子供は生意気で鬱陶しくてうるさくて本当に腹が立つやつばかりだ。だから彼らといると生身の自分と向き合わざるを得なくなる。だからいつも近くに彼らにいてほしいと思う。これは本当に思うのだが、人間は年下の人たちと付き合わなくなると、年上の方が偉いと勘違いし出して年上の顔ばかり伺うようになってしまう。そうなると世の中がどんどんつまらなく固くなって行ってしまう。資本主義的の仕組み的には仕方ないのかもしれないが。

今自分が一緒にいるクソガキどもから学ぶのは癪に触るけど、彼らのいうことはいつも確信をついている。大人たちが集中して根詰めて作業をしているとちゃんとふざけて場をほぐしてくれる。そして気まぐれで飽きっぽい彼らが面白がってやることはそれだけで説得力があり、そういう意味で頭の凝り固まった大人の道標になってくれているのだと思う。子供が喜んでやっていることは大人も本当はやりたいことのはずだ。自分が何をしたいかわからないという人は何かを面白がっている子供から学ぶのがいいのだろう。大人が本気を出して遊んだ時、大人と子供の力を併せ持つ人間になるのだろう。

本気で遊ぼう。

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