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スクリーン4

2024 09 12 03 44

昨日御法度である金髪のままコンビニ勤務していた件で、古き悪しき風習を受け継ぐ低脳社員ふたりから叱りを受けたので、自分ができる最大級の平謝りをしてやり過ごした。
陰鬱な気持ちで今日を過ごしていたが、その感情をあの子と映画を見に行くという予定が払拭してくれた。まさにプラマイプラ。昇華。
ということで幸せな一日を書き残す。


17時に駅に集合する予定だったので、昼ごはんを久しぶりに作って食べた。作ったと言っても母がいつもストックしてくれている冷凍の豚バラと気分に反して元気のない小葱を切って入れるだけの料理。小葱を切った後意識的にニンニクを入れたのは、女性と遊ぶ際「ニンニク」が及ぼす影響をよく理解していないからか、「ニンニク」の影響次第で気持ちが揺れる子なのかという実験的且つ自己中心的な考えが浮かんだからかのどちらかだと思う。
無論出発前の歯磨きでニンニクを悔やむことになった。


無事合流して神戸を目指した。上映時間には余裕があり普通電車で向かおうと言ってくれたので乗車中の会話もよく交わせた。
『ラストマイル』を見る予定で向かっていたものの映画館に到着してから、その子が急遽『ACIDE』という映画を見たいと言ったので「気分屋やなあ」と返した数秒後、お互いその気になって発券した。緩くてありがたい。
上映されるスクリーン4の入り口で点灯している数字を見ると何故かラブホテルの部屋の扉の光景が浮かんだ。どこか酷似していたが、そのひらめきには我ながら気分を害した。
『ACIDE』に関しては今年の映画でワーストレベルのつまらなさだったが、人気の殆どないスクリーンで好きな人を隣に映画を見ているという状況に心底酔いしれていた。むしろ良い思い出になったと思う
エンドロールを終えて少し感想を聞くとあの子も酷評していて安心した。

その後はその子の親友のバイト先でディナーを食べた。イタリアンだったので、らしくディナーと言わせてもらおう。ビスマルクを食べてビールを飲んで友人も合流して良い夜を過ごした。
帰宅して感謝のラインを伝えたら、楽しかったという返事の初めに「超」が付いていて思わずにやけてしまった。
至極の余韻に浸って寝よう


ところどころ「キモ」が隠れていると思う、以上失敬











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