スーツのプロが、ユニクロの感動パンツに感動した話
皆さんこんにちは
スマブラSP、オンラインはクラウドがメインの
暁のそよ風と申します。
長年の、とある呪縛によって手を出す事が出来なかったカジュアルショップのビジネスアイテムを手に取ってみました。
買ったのは、誰もがご存じの超大手アパレルショップ、ユニクロから出ている、【感動パンツ】。
店舗で見た感じ、サイズや素材で色々とシリーズ展開されていたので、かなりのチカラが入っている様子。
実際どうなの?というところですが、
実際のところ、凄くいいです。
一応前の投稿(https://note.com/akakazegroovy/n/naa8918282d5f)の続き物として書いているこの記事ですが、
丁度前記事に該当するような方であれば、まず間違いないビジネススラックスとして活躍してくれるでしょう。
(案件とかでは)ないです。
・感じたメリット3選
メリット①:驚きのストレッチ性
ハンガーに留まっているものを引っ張っても、
他のパンツより群を抜いて伸びます。
試着室で屈伸してもほとんど気にならないくらいで、感動しろと謳っているのは伊達じゃないなと思いました。
ポリエステル素材なので洗えるし、シワにも強そうです。
メリット②:セットアップ対応
同じ生地のジャケットも販売しているので、それぞれジャケットスラックス別々で売られているものですが、組み合わせることでスーツにもなります。
生地も夏向けで薄めで涼しげなので、外の移動も多少はマシになると思います。
残暑や春先とかの季節の変わり目にもいいですね。
メリット③:誰もが今すぐ使える速攻性
個人的には、これが感動パンツ一番の強みだと思います。
一般的にスラックスは、ウエストを基準にサイズを選び、自分の股下の長さに合わせて直しをするため、買っても履けるようになるまでに長ければ数日間を要します。
このシリーズは裾上げされた状態で売られているので、買ってすぐに使うことが出来ます。
が、昨今は多くのスラックスが裾上げされた状態で売られているので、ぶっちゃけこれだけではなんの差別ポイントにもなりません。なので、
「今さらそんなん強みになんか
ならんのですわ!wガハハ!w」
と、
売り場へ行く前まではそう思っていました。
しかしユニクロは数の暴力で、それを覆していました。
なんとこのシリーズ、
各ウエストサイズに73cm、76cm、85cmの股下がそれぞれ用意されていました。
メチャクチャ衝撃的でした。
つまり、一つのウエストサイズで自分の身長合った長さをや好みの丈感を好きに選べるようになっているんです。
なぜこれが衝撃的かというと、基本的に裾上げ済みスラックスは、ウエストサイズと身長を基準に、傾向と対策で平均的な長さを割り出すため、1種類の長さしかありません。
いくら裾上げ済みとはいえ、脚の長さに合わなければ裾上げ(または裾出し)をしなければならないので、結局普通に買うのと一緒じゃんとなり、その強みが感じられないということも少なくありません。
特にウエスト82cmから88cmあたりの人の脚の長さは本っっっっっ当に人それぞれで、固定の股下で勝負しようとすると、平均的な長さを出すのがとっても難しいんです。
身長が高いため相対的に脚が長く、丈の長さが足りないというケースや、腹が出ているせいで身長に対しての基準値に合わず、丈が長くなりすぎるケース...とか。
ですがそれを
「長さが合わないなら、
合いそうな長さの商品を
いっぱいつくっちゃえばいいじゃない」
という正気の沙汰とは思えない発想で、本当にいろんな人が即日利用できるような展開にしています。マリーアントワネットも腰を抜かしていることでしょう。
それぞれの股下を各サイズ、各素材ごとに用意するなんて、売り場スペースだったりコストだったり、かなりの労力がいる他、各ウエストサイズ別で長さの人気不人気による在庫の偏りが発生するリスクも高いので、本当に凄い企画だなって思いました。
どんだけ柔軟な発想と財源があるんだよ
という感じで、基本はベタ褒めなわけなんですが、ちょっと気になった点というか、気をつけた方がいいなって思ったポイントがありましたのでそこもちゃんと書いておきます。
・個人的に気になったデメリット
デメリット①:標準体型以外の人が履きにくい
万人が履けるようにデザインされているというのが前提としてあるので、寸法は良くも悪くも標準的です。
逆を言えば、他の人よりも痩せ型だったり、もも周りが筋肉質で太めの方なんかは、シルエットがキマらなかったり、似合わなく映るかも?と感じました。
その辺は試着してみてですね
デメリット②:直しが効かない
ここでいう直しというのは、裾上げ以外の、ウエスト、もも周り、ふくらはぎなどの全体的な寸法の部分を指します。
駅前とかに良くある洋服のお直し屋さんへ持っていけば、サイズダウンに近づける詰めの直しは出来るとは思います。
ただ、サイズアップに近づける出しの直しは出来ないと思っておいた方がいいです。
背中の中央部分にベルトを通すループが付いているので、それを処理するための手間賃が掛かったり、ももや膝の裏側には、拡げるための縫い代がそもそもないので、買った後の体型変化や、身体に合わせた調節が効かない。
というのがデメリットですかね。
・まとめ
とはいえこの感動パンツ、価格が税込でも¥3,900程で、¥4,000切ってるんですよね。
ユニクロはあくまでも普段着屋さんというのを考えると、こんなに盛り沢山の機能を持ったスラックスをこれだけの価格で売っているというのは、正直考えられません。
コスパは間違いなく最強クラスです。
価格も価格なので、体型が変わっちゃったとしても、買い替えへの踏ん切りも付きやすいんじゃないかなって思います。
ジャケットの要らないクールビズシーズンや、服務規定の緩いオフィスカジュアルスタイルは、感動パンツ3本を履き回せれば、最強なんじゃないかなって思いました。
今回はここまで。
以上、暁の純一郎でした。
対戦ありがとうございました。