一眼レフカメラは最強であり最弱でもある(ペンギン旅-ひと休み編-)
旅レポートに最適なカメラは?一眼レフ?
お仕事で写真撮影もやっているので良くカメラの相談を受けます。「やっぱ一眼レフがいいの?ミラーレスと何が違うの?お金ないとコンパクトデジタルカメラ?」
ボクは、noteで旅レポートを少しずつ出しています。写真は全てコンパクトデジタルカメラです。一方お仕事では一眼レフを使っています。
なんで使い分けているの?
答えは簡単です。一眼レフはレンズを含めて持ち歩くので重いのです。かさばるのです。ボクの例でわかりやすくザックリいうと一眼レフ本体800gくらい、レンズも平均でそのくらい。レンズは3本くらい持ち歩くから3kgを超えます。それにフラッシュやら三脚やらの付属品を入れたら…まー、重いのです。
かさばるって視点からいうと、旅行のときには、大きなリュックを担いでいるのに3/4が機材になります。カメラやレンズを保護するパーツが場所をとります。着替えなんてスーパーで貰う大きめのビニール袋一枚分にもなりません。
お子さんを撮るときなどは一眼レフカメラ2台体制です。レンズを付け替える暇がないから。一台に標準レンズ付けて、もう一台には望遠レンズを付けます。結婚式場のカメラマンさんも2台3台ぶら下げていますよね。あれもシャッターチャンスを逃さないためにレンズ交換しなくていいようにしているのです。まーとにかく重い。
一眼レフを趣味で買った頃は嬉しくって旅行のお伴は一眼レフでした。でも「撮影のための旅行」になってきて、旅行自体を楽しめていない自分に気づきました。同時に仕事でも撮影するようになったので…プライベートでの撮影欲求が低下(笑)。どちらかというと旅をしていて面白いなーって思ったモノをいかにラフに撮るか?そう、作品ではなく記録ですねー。そちらの方が楽しくなりました。
お仕事で一眼レフを使っている理由は、撮影環境と撮影時間にあります。あと、「義務」です。
一枚一枚に対して確実に押さえなければなりません。ボクはイベントや講演会での撮影がメインなので、会場の照明が場所や時間によって変わります。暗いところは一眼レフでないとキツイのと、ホワイトバランスが照明によって引っ張られて見苦しくなるので、RAWで撮って現像しています。
RAWって何?現像って何?ってお話は割愛させていただきたいのですが、まー、とりあえずポイントだけ押さえて後で調整してしまう作戦だと思ってください。
プライベートだったら、「あー残念(涙)」で済みますが、お仕事だとそうはいかない。だから環境変化に対応しやすい一眼レフを使っているってワケです。まー最近のミラーレスカメラの進歩は凄まじいので、だんだん「ミラーレスでも良くない?」なんて思ってしまいますが(笑)。一眼レフ持っているし、買い換える資金ないしーってな状況です(笑)。あとは、未だに「一眼レフで撮って欲しい」という、クライアントさんの気持ちの問題がありますしね。
で、結局、一眼レフとミラーレス、コンデジ、どれがいいの?
お仕事にしたい方は一眼レフが無難だと思います。あと、マッチョでお金がある方。それ以外の方は・・・コンデジの高いヤツから入ったらいいのでは?なんて思います。写真はたくさん撮るのが上達への近道。常に持ち歩けるコンデジでことある毎にパシャパシャして、物足りなくなったら一眼なりミラーレスを買えば良いのでは?なーんて思っているのです。
正直、「一眼レフとミラーレス、コンデジだったらどれがいい?」と聞かれても、ボクに解はありません。でも「コンデジで撮るとこうなるけど、どうにかしたい!」って聞かれるとボクには解があります。機種の性能を超えている悩みであれば「だったらミラーレスに挑戦してみては?」なんてアドバイスできます。
コンデジの最強な点は、「レンズを揃えなくていい」ことにあります。中途半端に一眼レフやミラーレスに手を出すと、「せっかくレンズを揃えたから」ってな縛りを受けることになります。後戻りするにはお金がかかります。
なーに大丈夫です。作品作りって観点からいうと、上手い方はスマホで撮っても上手いのですから。
特に、旅レポに使う記録写真が目的であればコンデジが最強な気がします。フットワーク軽くなるので自由に動けます。一枚一枚の写真のクオリティーは落ちますが、気軽に撮れる分、自分の素直な感動を記録できると思っています。
あ、あと蛇足ですが、「こどもが生まれるから良いカメラ買いたい。やっぱ一眼レフかな?」ってな相談に対しては…赤ちゃんを外に連れ出すためには、どれだけ荷物が必要か…一眼レフ持っていく余裕ないよー。って答えています(笑)。
一眼レフカメラは最強かもしれませんが、使う機会が減るので「写真を残す」という点でみると最弱でもあるのです。
ではでは。
*あくまで個人の見解です(と、保険をかけておきますw)
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